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2024年10月7日

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第56回社会保険労務士試験、合格率6.9%で前年を上回る結果に

第56回社会保険労務士試験の合格者発表(厚労省)

令和6年8月25日に全国19都道府県で実施された第56回社会保険労務士試験の結果が発表されました。この試験は、労働や社会保険に関する知識を有し、労務管理や社会保険の申請書類の作成、相談業務などを行う社会保険労務士となるための重要なステップです。

今年の受験申込者数は53,707人で、前年と比較して0.8%増加しました。実際に試験を受けた受験者数は43,174人で、前年の42,741人と比較して1.0%の増加となりました。受験率は80.4%で、前年の80.2%とほぼ同水準を保っています。科目免除者については、公務員特例により413人が免除され、そのうち356人が実際に試験を受けました。

今年の合格者数は2,974人で、前年の2,720人と比べて増加しており、合格率は6.9%と前年の6.4%を上回る結果となりました。社会保険労務士試験は難関資格の一つとされており、例年6%台の合格率を維持していることからも、その厳しさが伺えます。

合格者は、労働社会保険に関する業務経験を2年以上積むか、厚生労働大臣指定の講習を修了した後、全国社会保険労務士会連合会に備えられている社会保険労務士名簿に登録することで、正式に社会保険労務士としての活動が可能となります。この名簿には令和6年8月31日時点で45,686人の社会保険労務士が登録されています。

社会保険労務士の資格を得るための道は険しいですが、資格を取得することで労務管理の専門家として活躍できるだけでなく、企業の労務トラブルの予防や解決、社会保険制度の適切な運用を支援するなど、多岐にわたる役割を果たすことができるようになります。また、社会保険や労働法の改正が頻繁に行われる中で、専門知識をアップデートし続けることも求められるため、常に学び続ける姿勢が必要とされる職業です。

今回の試験結果を受け、合格者は次のステップとして実務経験や講習を経て、正式な社会保険労務士としての登録手続きを進めることとなります。今後も社会保険労務士としての活躍が期待される中、次年度の試験に向けてさらなる挑戦をする受験者も多くいることでしょう。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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