2024年9月6日
労務・人事ニュース
米子市、女性の資格取得支援を強化!最大10万円の助成金提供開始
令和6年 米子市女性の専門職資格取得助成事業補助金
令和6年度、米子市では、出産や育児を理由に一度職を離れた女性や、現在非正規雇用で働く女性の正規雇用への転換を支援するため、「女性の専門職資格取得助成事業補助金」の提供を開始しました。この助成金は、就職や仕事に役立つ資格や免許の取得にかかる経費の一部を補助することで、女性のキャリア形成を後押しすることを目的としています。
対象となるのは、22歳以下の子どもを養育し、米子市内に住所を有する女性で、資格を取得した後、他の補助金を受けていない方です。ただし、教育訓練給付金を受けている場合でも、特定の経費については対象となる可能性があります。また、市税などの滞納がないことも要件の一つです。
助成金の対象となる資格には、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座で取得可能な国家資格や公的資格、民間資格が含まれます。1つの年度内で複数の資格を取得した場合でも、補助金の対象となるのはそのうちの一つだけです。資格を取得した日が令和6年4月1日以降であることが条件となります。
補助金の対象経費には、資格取得に必要な講座受講料、受験料、授業料、入学金、資格登録料、テキスト代などが含まれます。もし教育訓練給付金を受けている場合は、その給付金がカバーしない経費が補助の対象となります。
補助金額は、補助対象経費の半額で、上限は5万円となっています。ただし、社会人スキルアップ支援補助金の対象となる分野(製造業、卸売業・小売業、医療福祉、建設業、運輸業、情報通信業、生活関連サービス/観光業)の資格を取得する場合は、補助金額の上限が10万円に引き上げられます。この場合、事前申請が必要となるため、詳しくは経済戦略課のウェブサイトで確認が推奨されます。
申請は、令和6年4月1日から令和7年3月31日まで受け付けています。ただし、令和7年3月に資格を取得した場合は、申請締切が同年4月30日となります。申請手続きには、資格取得を証明する書類、経費の詳細がわかる書類、22歳以下の子どもを養育している証明書(母子健康手帳など)、および教育訓練給付金を受けている場合の関連書類が必要です。これらの書類と共に、補助金交付申請書を男女共同参画推進課に提出します。申請書はウェブサイトからダウンロードするか、男女共同参画推進課窓口で受け取ることができます。
申請後、書類審査を経て補助金の交付が決定され、その結果は申請者に通知されます。交付が決定した場合、必要書類を提出した上で、指定の銀行口座に補助金が振り込まれます。必要書類は、補助金等支払請求書および口座振込依頼書で、これらは交付決定通知とともに送付されます。
この助成事業は、女性のキャリアアップと経済的自立を支援する取り組みとして、多くの方に活用されることが期待されています。興味のある方は、早めの申請準備をお勧めします。
⇒ 詳しくは米子市のWEBサイトへ