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2024年6月17日

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精神障害者のための入院者訪問支援 アドボカシー活動の具体例とその効果

②入院者訪問支援の意義と目的(厚労省)

入院者訪問支援の意義と目的について、大阪精神医療人権センターの住野さんが詳しく説明しています。この講義では主に3つのポイントが取り上げられています。まず、アドボケートとは何か、そしてどのような対象がアドボケートの対象となるのかについて解説されています。アドボケートは、権利擁護を行う活動をする人であり、入院者訪問支援員がその役割を担います。

次に、アドボカシーの属性や機能、特にアドボカシーがうまく機能しない場面について確認し、独立アドボカシーの意義について考察します。アドボカシーは、本来その人が持っている権利を行使できるように支援する活動で、入院者訪問支援員がこの活動を通じて入院者の権利を守る役割を果たします。

最後に、具体的な面会場面でのやり取りを通じて、アドボカシーで必要とされる姿勢や関わりについて述べています。アドボカシーの6原則、独立性、エンパワメント、当事者主導、プライバシーの尊重、平等、当事者参画が強調され、これらを実践することの重要性が説明されます。特に、アドボカシー活動がうまく機能しない場合やその対処方法についても触れています。

入院者訪問支援が必要とされる背景についても解説されています。入院中の人々は意思決定が弱いと見なされがちであり、ケアを他者に委ねざるを得ない状況が多く存在します。特定の環境下での集団生活や強い支配下に置かれることも多く、そのために声を上げにくい状況が生まれやすいとされています。

アドボカシーの実践例として、イギリスの取り組みも紹介されています。イギリスではアドボカシーを利用する権利が法律で保障されており、独立したアドボカシー提供機関が存在しています。アドボカシーを必要とする背景を持つ人々がどのような状況に置かれているかについても詳しく説明されています。

アドボカシーの様々な形態についても触れられています。フォーマルアドボカシー、インフォーマルアドボカシー、ピアアドボカシー、独立アドボカシーといった異なる立場からのアドボカシーがあり、それぞれの役割や特徴、そしてうまく機能しない場合の対処方法についても説明されています。

入院者訪問支援員の意義と目的を理解するためには、アドボカシーの6原則を守りながら、入院者の権利を守るための具体的な姿勢や関わりを実践することが重要です。特に、1人の人として尊重すること、第3者が関与すること、本人の側に立つこと、情報提供をしっかり行うことが強調されています。これらを踏まえた活動を通じて、入院者が安心して治療を受けられる環境を整えることが目指されています。

以上の内容から、入院者訪問支援の重要性が理解され、支援活動の実践に役立てられることが期待されています。

⇒ 詳しくは厚生労働省のYoutubeチャンネルへ