2024年3月9日
労務・人事ニュース
経済動向のバロメーター 法人企業統計から見る企業活動の現状
法人企業統計調査「時系列データ」【政府統計の総合窓口(e-Stat)ホームページ】(財務省)
日本のビジネス界における企業活動の現状を明らかにする目的で、「法人企業統計調査」という重要な調査が行われています。この調査は、国内の営利目的を持つ法人の活動に関する深い洞察を提供するために、統計法に基づいて実施されているものです。具体的には、この調査は二つの主要な部分に分かれており、一つは毎年行われる「年次調査」で、もう一つは四半期ごとに行われる「四半期調査」です。
「年次調査」では、全ての営利法人のその年の確定した決算数値を集めています。これにより、1年間の企業活動の全体像を捉えることができます。一方、「四半期調査」は、資本金、出資金、または基金が1,000万円以上の営利法人を対象に、四半期ごとの仮決算の数値を収集しています。これにより、より短期間の企業活動の動向を追跡することが可能になります。
これらの調査結果は、公開されるタイミングが決まっており、「年次調査」の結果は毎年9月に、「四半期調査」の結果は3月、6月、9月、12月にそれぞれ公開されます。最新の情報として、四半期調査では1,160件、年次調査では145件の結果が報告されており、時系列データとして四半期調査の結果500件、年次調査の結果117件が2024年3月4日と2023年9月1日にそれぞれ更新されました。
この調査は、政策立案者、研究者、企業の意思決定者など、多くの関係者にとって貴重な情報源となっています。企業活動のトレンドを理解し、将来のビジネス戦略を練る上で、このようなデータは不可欠です。
⇒ 詳しくは財務省のWEBサイトへ