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2024年5月1日

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経済産業省が展開するアカデミアとの連携による標準化戦略の推進 中間報告の公表と今後の展望

標準化とアカデミアとの連携に関する検討会の中間取りまとめを公表(経産省)

経済産業省は、アカデミアの専門家が標準化のプロセスに積極的に参加し、国内外の基準作りにおいて重要な役割を果たすことを目指す「標準化とアカデミアの連携強化に向けた検討会」の進捗を報告しました。

この取り組みは、令和5年10月にスタートし、産学官の連携を深めることで、より効果的な標準化戦略を推進することを目的としています。中間報告では、今後の方針として、具体的なパイロットプログラムの実施が予定されています。

検討会の議論は、令和5年6月に、日本産業標準調査会の基本政策部会でまとめられた「日本型標準加速化モデル」を踏まえて展開されました。このモデルでは、特に標準化における人材の育成と確保が重要視され、アカデミア出身の専門家が国際標準化機関であるISOやIECでリーダーシップを発揮することの重要性が指摘されています。

具体的には、検討会ではアカデミアとの連携強化を図るため、学会との協力関係の構築、大学における標準化教育プログラムの充実、標準化人材のデータベース化とその活用方法の検討、そして産学共同での開発戦略の策定が議題に上がりました。これらの検討を通じて、アカデミアが標準化活動においてより大きな役割を担い、次世代の専門家育成にも繋がることが期待されています。

今回の中間報告の公開により、標準化のプロセスにおけるアカデミアの関与をさらに進めるための基盤が整備され、6月には標準化人材情報の公開も予定されています。これにより、産学連携の新たな枠組みが構築され、国際的な競争力の向上に貢献することが期待されます。

関連文書として、検討会の中間取りまとめ全文とその詳細資料がPDF形式で公開されており、関心のある方は参照することができます。

⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ