2024年9月1日
労務・人事ニュース
美作市、外国人材の通勤支援に電動自転車補助金60,000円提供
令和6年度美作市外国人材電動アシスト付自転車購入補助金
美作市では、令和6年度において外国人材の雇用を支援するための新たな施策として、電動アシスト付き自転車の購入費用に対する補助金を提供しています。この補助金は、市内事業者が外国人材の通勤や買い物のために必要な移動手段を確保することを目的としており、外国人材の生活環境の改善を図るものです。
特筆すべきは、この補助金が通勤だけでなく、日常的な買い物のための移動手段としても利用できる点です。これにより、外国人材が広範囲にわたって居住地を選択できるようになり、雇用支援の幅が広がります。
補助対象となるのは、市内事業者であり、かつ市税の滞納がない事業者です。また、この補助金を利用する外国人材は、美作市内に居住し、3キロメートル以上の通勤距離や店舗までの距離がある者で、必要な自転車損害賠償責任保険に加入していることが条件となっています。
補助金の対象となる自転車は、市が承認した日以降に市内店舗で購入する新品の電動アシスト付き自転車で、防犯登録を行い、道路交通法上の型式認定を受けているものに限られます。
補助金額は、1台当たり60,000円で、購入費の半額以内が補助されます。また、路線バス廃止に伴う代替措置として、通勤用に限り120,000円までの補助が提供されます。
申請手続は、まず自転車購入前に必要書類を商工政策課に提出し、承認を受けることから始まります。承認後、自転車を購入し、購入後の書類を提出することで、補助金が支給されます。令和6年度購入分の申請期限は令和7年3月31日までとなっており、審査後、指定口座に補助金が振り込まれます。
補助金を受けた事業者は、外国人材に対し自転車の交通ルールを十分に説明する責任があります。また、補助金を受けた電動自転車は5年間利用する必要があり、処分する場合は補助金の返還が求められることがあります。この制度は令和6年度限定のため、関心のある事業者は早めの申請を検討する必要があります。
⇒ 詳しくは美作市のWEBサイトへ