労務・人事ニュース

令和6年 美祢市 はじめてみ～ね農業応援事業について

2024年7月11日、美祢市は「はじめてみ～ね農業応援事業」を発表しました。この事業は、美祢市で新たに農業を始める人々を支援し、地域農業の担い手を確保することを目的としています。具体的には、就農希望者や予定者が円滑に農業を始められるよう、就学・研修費用や初期投資経費の軽減を図る施策が展開されます。

この事業の支援内容には以下のものが含まれます。

まず、山口県立農業大学校の授業料を全額助成します。対象は、美祢市内に住んでいる農大生の授業料を負担する方や、卒業後に美祢市内で3年以上農業に従事する意向がある農大生の授業料を負担する方です。助成期間は最長2年間です。

次に、やまぐち就農支援塾の受講料を全額助成します。対象者は美祢市内に住んでいる方、または研修終了後に美祢市内で3年以上農業に従事する意向がある方で、助成対象には教材代や資格取得費用は含まれません。

さらに、現地研修に必要な宿泊費も助成されます。これは、山口県立農業大学校またはやまぐち就農支援塾の研修計画に基づき、市内の宿泊施設で宿泊する方が対象です。助成額は1回の研修につき3,000円/日、最大6万円までとなります。

賃貸住宅の家賃助成も行われます。対象は、新規就農者（農業開始後5年以内）や、農業法人に就業している方が居住する市内の賃貸住宅の家賃を負担する方です。助成額は月額2万円を上限として、最長5年間助成されます。ただし、親族所有の賃貸住宅は対象外です。

また、新規就農者が居住するための住宅リフォーム費用も支援されます。対象は、市内に住所を有し、市内で農業生産活動を行い、他の助成制度を受けていない方です。リフォーム工事費用が税抜20万円以上の場合に助成が行われ、家賃補助と合わせて最大120万円まで支援されます。

最後に、機械や設備の整備費用の助成もあります。対象は、市内に住所を有し、市内で農業生産活動を行う認定新規就農者、または新規就業者を雇用した農地所有適格法人です。助成額は整備費用の1/2で、年間最大50万円、最長5年間助成されます。

このように「はじめてみ～ね農業応援事業」は、農業を始める人々にとって大変手厚い支援を提供しており、美祢市での新規就農を強力に後押しします。興味のある方はぜひこの機会に応募を検討してください。

⇒ 詳しくは美祢市のWEBサイトへ