2024年4月14日
労務・人事ニュース
脱炭素社会への旅立ち 北九州市が推進する水素拠点整備事業可能性調査助成金
令和6年 北九州市水素拠点整備事業可能性調査助成金
北九州市は、2050年に向けたゼロカーボンシティ実現に向け、環境に優しい社会作りに取り組んでいます。その大きなステップとして、水素エネルギーの効率的な供給体制を築くための「北九州市水素拠点整備事業可能性調査助成金」の公募を開始しました。この助成金は、水素やアンモニアを活用した新しいエネルギー供給基盤の構築に役立てることを目指しています。
北九州市は、環境保護を重視し、2030年度までに2013年度比で温室効果ガスを47%削減する野心的な目標を掲げています。この目標達成のために、産業界、学術界、政府が連携し、脱炭素化に向けた取り組みを強化しています。
この助成金プログラムは、北九州市の響灘臨海部を中心に水素拠点を形成することを目指しています。水素拠点とは、水素やアンモニアなどの供給基盤を整備し、それをエネルギー源として大規模に利用するためのものです。助成金は、このような供給基盤構築の可能性を探るための基礎調査や計画段階での作業をサポートするために用意されています。
助成金を希望する企業は、必要な基準を満たしている必要があります。これには、市税の未納がないこと、関連する法規制を遵守すること、事業実施に適した組織や人員を持っていること、暴力団関係者ではないことなどが含まれます。助成対象となる経費は、人件費、委託費、旅費、会議費など、事業実施に直接必要な費用が含まれます。
申請は2024年4月22日まで受け付けられ、質問書の提出期限は4月10日です。助成金の詳細や申請方法については、北九州市の公式ウェブサイトで確認できます。採択されたプロジェクトは、2024年5月中旬に発表される予定です。
北九州市のこの取り組みは、地域の産業を脱炭素化し、競争力を高めることを目的としています。水素エネルギーを核とした未来のエネルギー供給体制の実現に向けた大切な一歩となるでしょう。
⇒ 詳しくは北九州市役所のWEBサイトへ