2024年9月17日
労務・人事ニュース
自動車事故被害者を支える障害者支援施設とグループホームへの最大1,500万円の補助金が決定!令和6年11月に二次公募予定
障害者支援施設・グループホームの人材確保を支援 ~受入環境整備事業の補助対象事業所の選定~(国交省)
令和6年8月30日、国土交通省は、自動車事故被害者の生活環境を支援する取り組みの一環として、障害者支援施設やグループホームの人材確保および受け入れ環境の整備に対する補助金の対象となる事業所を発表しました。この事業は、介護者が不在になった後も、重度の後遺障害を負った被害者が安心して生活できるよう、必要なサポートを提供することを目的としています。
今回選定された補助対象事業所は、全国で合計40カ所にのぼり、これらは令和6年6月3日から8月2日にかけて実施された公募に基づいて選ばれました。選定された施設は、自動車事故により重度の後遺障害を負った方々を受け入れている障害者支援施設やグループホームが中心となっており、利用を検討している方々にとって参考となる情報です。
この事業の主要な目的は、在宅で療養を続ける重度の後遺障害者が、介護者が不在となる状況に備えて、適切な施設や人材を確保することにあります。これにより、被害者本人だけでなく、その家族も安心して生活を続けられる環境が整備されます。具体的には、新設や増設を行う年度には最大で1,500万円の補助が提供され、これには人材雇用費、新規施設支援費、求人情報の発信費、研修経費などが含まれます。また、開設次年度以降も、賃金改善費や施設支援費などに対して最大1,000万円の補助が提供される予定です。
さらに、令和6年11月頃には、今年度の二次公募が予定されており、今後も引き続き、障害者支援施設やグループホームの受け入れ体制の強化が期待されています。
この補助金制度を利用することで、障害者支援施設やグループホームは、より質の高いケアを提供するための人材や設備を確保し、重度の後遺障害を持つ方々が安心して生活できる環境づくりを進めていくことが可能となります。興味のある施設や事業者は、今後の公募に注目し、積極的に応募を検討することをお勧めします。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ