2024年7月2日
労務・人事ニュース
航空整備士・操縦士の確保策を公表!2030年に向けた具体的取り組み
「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会」中間とりまとめの公表~ 更なる航空業界の成長を目指します! ! ~(国交省)
令和6年6月21日、航空局安全部安全政策課は、「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。この取り組みは、2030年に訪日外国人6,000万人の達成を支えるため、そして航空業界のさらなる成長を目指して行われています。本年2月に設立されたこの検討会は、諸外国や他の交通モードの状況を参考にしながら、今後の航空整備士および操縦士の確保に必要な取り組みについて議論を重ねてきました。
航空業界は今後の大幅な需要増加が見込まれる中で、航空整備士と操縦士の人材確保にはいくつかの課題があります。特に、航空整備士については、コロナ禍以降、志望者数が減少しており、航空専門学校への入学者数はこの5年間で半減しています。また、操縦士についても、高齢化による大量退職が予想されるとともに、世界的な航空需要の増加によって操縦士の需要も高まっており、競争が激化しています。
今回の中間とりまとめでは、整備士・操縦士のさらなる確保に向けて、「リソースの有効活用」、「養成・業務の効率化・強化」、「裾野拡大」の3つの視点から、整備士は8つ、操縦士は7つの重点テーマが選定されました。例えば、整備士については、運航整備士の業務範囲の拡大やデジタル技術の活用推進などが挙げられます。一方、操縦士については、航空大学校の養成体制の抜本改革や女性パイロットの拡大などが含まれています。
さらに、令和7年春頃の最終とりまとめに向けて、官民一体となった積極的な検討を進め、必要な制度改正や協力体制の構築を推進する予定です。航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会の詳細な内容については、国土交通省のウェブサイトで公開されています。
この取り組みを通じて、航空業界の持続的な成長と安全確保が期待されており、関係者の協力が重要視されています。興味のある関係機関や個人の皆様は、ぜひ公式サイトをご覧いただき、最新情報を確認してください。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ