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2024年5月29日

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観光庁が選定した令和6年度の歴史的資源活用プロジェクトとは?

「令和6年度 歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業(事業化支援及びモデル創出)」採択結果(観光庁)

令和6年度の「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業」の採択事業が発表されました。この事業は、地域の歴史的資源を活用して観光の活性化を図るもので、事業化支援とモデル創出の2つのカテゴリーがあります。観光庁の観光資源課によると、今回の採択事業には全国から様々な団体が参加し、地域ごとの独自性を活かした取り組みが評価されました。

まず、事業化支援のカテゴリーでは、長野県上高井郡小布施町の株式会社ア・ラ・小布施が「六斎市等から紡いできた新進気鋭の精神の旅構築事業」として採択されました。この事業は、地域の伝統的な市や祭りを活用して、新たな観光体験を提供することを目的としています。同様に、岐阜県中津川市の馬籠ルネッサンス実行委員会は「馬籠宿エリアリジェネラティブ推進事業」として、歴史的な宿場町の再生に取り組みます。

愛知県知多市では、知多市岡田まちづくり会社設立準備協議会が「知多木綿発祥の地・岡田の街並・歴史文化活用推進事業」を実施し、地元の伝統産業と歴史的街並みを活かした観光資源の創出を目指します。滋賀県日野町の特定非営利活動法人日野まちつなぐ研究所も「近江日野 商人文化のまちつなぐ 観光まちづくり事業」として、商人文化を中心に観光まちづくりを推進します。

さらに、鳥取県鳥取市の鳥取商工会議所は「砂ノ国とっとり観光ビジョン実現化事業」を展開し、地域の観光資源を統合して魅力的な観光地づくりを目指します。岡山県津山市の公益社団法人津山市観光協会は「津山城下町歴史観光まちづくり推進事業」として、歴史的な城下町の魅力を発信します。

香川県丸亀市の一般財団法人丸亀市観光協会は「丸亀城城泊事業を核とした丸亀市内の滞在型観光の創出」に取り組み、歴史的な城を宿泊施設として活用する新しい観光形態を提案しています。長崎県平戸市も「大航海時代『西の都フィランド』再生事業」として、歴史的な港町の魅力を再発見し、観光資源として活用します。

次に、モデル創出のカテゴリーでは、青森県の複数の町村からなるみちのくみなと未来株式会社が「ありのままの『北国の暮らし・歴史・伝統芸能』」として採択されました。これは、地域の生活文化や伝統芸能を観光資源として活用する事業です。山形県鶴岡市の手向地区まちづくり会社設立準備会は「宿坊街を核に事業の創出・集積を進める地域環境整備」として、宿坊を中心とした観光環境の整備を進めます。

神奈川県伊勢原市の一般社団法人伊勢原市観光協会は「2200年の歴史ある大山詣り阿夫利神社門前町活性化」として、歴史ある神社を中心に地域の観光を活性化します。富山県高岡市の高岡クラフト文化と歴史的街並みをいかした観光まちづくり協議会は「クラフト文化と歴史的街並みをいかした観光まちづくり」として、地元のクラフト文化と歴史的な街並みを融合させた観光資源を創出します。

石川県白山市の株式会社YOSITAIは「自然の聖地 白山白峰奥山人の暮らし再現プロジェクト」として、自然と歴史的な生活文化を再現するプロジェクトを展開します。岐阜県下呂市の下呂市地域再生委員会は「老舗旅館、重文古民家、歴史河川の活用と面の魅力創出」として、歴史的な資源を活用した観光地づくりを進めます。

兵庫県豊岡市の一般社団法人豊岡観光イノベーションは「城下町出石の歴史的資源を活用した観光まちづくり事業」として、歴史的な城下町の魅力を観光資源として発信します。

これらの事業は、それぞれの地域が持つ独自の歴史や文化を最大限に活用し、地域の観光を活性化することを目的としています。今後の具体的な成果が期待されます。

⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ