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2024年3月26日

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観光庁発表:2023年における日本の宿泊旅行市場分析

宿泊旅行統計調査(2023年(令和5年)年間値(速報値))(観光庁)

2023年に実施された宿泊旅行統計調査によると、日本国内の宿泊者数は約5億9千万人泊で、2019年と比較してわずかに減少したものの、前年と比べると31.6%増加しています。この数字の内訳を見ると、日本人宿泊者は約4億8千万人泊で、2019年からほとんど変わらず、前年比では10.2%の増加となっています。一方、外国人宿泊者は約1億1千万人泊で、2019年に比べて1.1%減少しましたが、前年からは驚異的な592.8%増となりました。

宿泊施設の稼働率については、全体で57.4%となり、施設タイプ別では、旅館が37.0%、リゾートホテルが52.2%、ビジネスホテルが69.4%、シティホテルが69.3%となっています。特に稼働率が高かったのはビジネスホテルとシティホテルで、80%を超える施設はありませんでしたが、東京都が73.8%と最も高い稼働率を記録しています。

都道府県別では、東京都、大阪府、京都府などが特に外国人宿泊者数の増加に貢献しています。特に東京都は外国人宿泊者数が前年比で64.8%増加し、全国で最も多い外国人宿泊者を迎えました。これに対して、地方では外国人宿泊者数が減少する傾向にあり、地方と都市部での宿泊者数には大きな差が見られます。

観光庁が発表したこの統計は、国内外の観光業界にとって重要な指標となり、宿泊施設の運営や観光政策の策定に役立てられています。今後も様々な施策が講じられ、国内外からの旅行者をより多く迎え入れることで、観光産業の活性化が期待されます。

⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ