2024年3月8日
労務・人事ニュース
農林水産省、農泊インバウンド受入促進地域28箇所を発表!
「農泊インバウンド受入促進重点地域」28地域を選定!(農水省)
農林水産省は、日本の農村地域における観光を活性化させるため、特にインバウンド観光客を対象とした「農泊」を推進する28の地域を新たに指定しました。この取り組みは、日本を訪れる外国人旅行者に、都市部だけでなく、自然豊かな農山漁村での滞在体験を提供することを目的としています。
このプロジェクトの背景には、訪日外国人旅行者の増加に伴う地方への誘客と地方消費の促進があります。特に、ゴールデンルートから一歩離れた地域への関心を高めることが重要視されています。農泊は、農山漁村での生活や文化を体験することで、訪問者にとってユニークな魅力を提供します。
農林水産省は、農泊を通じて年間宿泊者数のうちインバウンドの割合を現在の約2.5%から10%へと大幅に増加させることを目指しています。そのために、地域ごとの特色を活かした受け入れ環境の整備や、海外向けのプロモーション活動を積極的にサポートしています。
今回選ばれた28の地域は、全国621地域の中から厳選され、農林水産省及び関連機関が一丸となって支援を行います。これにより、農泊地域へのインバウンド誘客体制を強化し、より多くの外国人旅行者が日本の農山漁村の魅力を体験できるようになることが期待されます。
選定された地域に対しては、農山漁村振興交付金をはじめとする追加的なサポートが提供されます。これには、海外旅行会社との商談会の開催やモニターツアーの設定、さらには海外向けのプロモーション活動が含まれます。これらの取り組みは、農泊地域の魅力を国際的に広め、より多くの訪問者を惹きつけることを目指しています。
今後、農林水産省は2次公募も予定しており、農泊を通じた地方の魅力発信と地方消費の促進に向けた取り組みをさらに拡大していく予定です。このような努力により、日本の農山漁村が国内外の観光客に新たな目的地として認知されることが期待されます。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ