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2024年2月29日

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農業機械使用時の安全対策 命を守るために今すぐできること

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令和4年の農作業死亡事故について(農水省)

日本の農業現場での安全対策が、今後の大きな課題となっています。この点に光を当て、農林水産省が最新の報告を公開しました。この報告書は、日本全国で発生した農作業に関連する死亡事故の状況とその原因を詳細に分析し、令和4年1月1日から12月31日までの期間を対象にしています。農林水産省と厚生労働省が共同で行ったこの調査は、農業における安全対策の強化と、将来的な事故の減少を目指す重要な一歩です。

報告書によると、令和4年には合計238人の農業従事者が作業中の事故により命を失いました。これは前年と比較してわずかに減少した数値ですが、農業機械を使用した作業中の事故が依然として最も多い原因であり、全体の約64%を占めていることが明らかになりました。特に高齢者の事故が多く、65歳以上の従事者が全死亡事故の約86%を占めています。このような状況は、農業機械の使用に関する安全対策の重要性を改めて浮き彫りにしています。

農林水産省は、農業機械作業による死亡事故を平成29年の水準から半減させることを目標に、令和2年から安全対策の強化に取り組んできました。しかし、令和4年の事故件数は目標に届かず、今後も引き続き対策の強化が求められています。農作業中の熱中症や機械以外の原因による事故も依然として問題となっており、農業従事者の安全を守るためには、さらなる努力が必要です。

このため、農林水産省は新たな目標を設定し、令和4年の事故件数を基に、次の3年間で事故件数を半減させることを目指しています。この目標達成に向けて、農作業の安全性を高めるためのさまざまな施策が計画されています。具体的な取り組みや安全対策の詳細は、農林水産省の公式ウェブサイトに掲載されている資料を参照することができます。

この報告書は、農業従事者だけでなく、広く公衆の安全意識を高めることを目的としています。農作業の安全対策の強化は、事故の減少に直接つながるため、関係者すべてにとって重要な取り組みです。農業現場での安全は、生産性の向上や従事者の健康を守る上で欠かせない要素であり、全国的な課題として捉えられています。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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