2024年12月17日
労務・人事ニュース
農業遺産を活かした高校生の挑戦!アイデアコンテストの受賞作発表
「第2回高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデアを決定(農水省)
令和6年12月5日、農林水産省は「第2回高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」の受賞アイデアを発表しました。このコンテストは、国内の農業遺産地域で生まれた食材を使い、地域の魅力を広く発信することを目的に開催されました。地域に根差した伝統や文化を次世代に継承する取り組みとして、全国の高校生から独創的な食品や料理のアイデアを募り、合計69件の応募が寄せられました。
このコンテストの対象となった農業遺産地域は、伝統的で持続可能な農業が行われている国内32地域にわたります。その中には、世界農業遺産に登録されている15地域や日本農業遺産に登録された24地域も含まれています。このような特別な地域で受け継がれてきた生産技術や文化を活用したアイデアを通じて、地域の価値を再発見し、活性化を図る意義が大きく評価されています。
審査の結果、厳選された5つのアイデアが受賞作として選ばれました。中でもゴールド賞を受賞したアイデアは、期間限定で東京都内のレストランメニューとして提供される予定です。この特別な機会を通じ、都会の消費者にも農業遺産地域の食材の魅力を直接体験してもらうことが期待されています。また、ゴールド賞受賞者には、メニュー提供レストランを訪れる東京での2日間の旅行も贈られるとのことです。シルバー賞や農業遺産地域特別賞の受賞者には、地域の特産品を詰め合わせた副賞が贈られる予定です。
表彰式は12月12日にオンライン形式で開催されるされました。この式典では、受賞者の成果を称えるとともに、それぞれのアイデアが生まれた背景や思いが共有される場となります。今回の受賞アイデアは、高校生ならではの創造力と農業遺産地域の可能性を結びつけた結果であり、多くの人々に感動とインスピレーションを与えることでしょう。
農業遺産地域の未来を担う若者たちが、自らの地域の価値を再発見し、それを創造的な形で発信する姿勢が、このコンテストを通じて多くの共感を呼びました。今後もこのような取り組みが、地域活性化と農業遺産の保存に向けた大きな一歩として広がっていくことが期待されます。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ