2024年10月19日
労務・人事ニュース
農産物加工品の開発推進事業、最大15万円の補助で6次産業化を支援
令和6年 みやま市 農産物加工品の開発推進補助事業の見直し
2024年9月2日付で、農産物加工品の開発推進補助事業に関する見直しが行われました。この補助事業は、特に漬物の製造・販売に必要な営業許可取得を支援する目的で、6次産業化に関わる経費や設備投資などを補助するものです。今回の見直しでは、補助の対象者や経費の範囲が改められ、より多くの市民が活用できる制度に改善されました。
この補助事業は、地域の農産物を活用し加工品を製造し、それを直売所などで販売することを目指す個人やグループに対して、積極的に支援を行うものです。市内で農業に従事する方々にとって、地元の農産物を活かした新たな商品開発や販売促進を支援する制度であり、地域経済の活性化や地産地消の推進に寄与することが期待されています。
補助の対象となるのは、市内に住所を持つ個人、グループ、または団体です。補助率は事業費の3分の2以内で、上限額は15万円に設定されています。これにより、特に中小規模の生産者が必要な資材や設備を整備しやすくなることを目指しています。
具体的な補助対象経費としては、加工品製造に必要な機械や備品の購入費用、加工技術を習得するための講師料などが含まれます。また、漬物などの製造に関わる営業許可取得に必要な施設整備も補助対象となっており、例えば、衛生管理基準を満たすための工事費用なども支援の範囲に含まれます。ただし、補助対象は交付決定日以降に発生した経費に限られており、事前に購入したものや工事に着手したものは補助対象外となるため、注意が必要です。
事業の実施期間は、交付決定日から令和7年3月末までに完了できるものに限られます。また、補助金の申請には、実績報告時に商品が実際に販売されたことを証明する出荷証明書などの提出が求められます。これにより、補助金が適切に活用され、事業が確実に実施されているかを確認する仕組みとなっています。
申請の手続きにおいては、まず計画承認申請書を提出し、見積書や製品カタログ、図面などの添付書類とともに事業内容をプレゼンテーション形式で説明する必要があります。この申請プロセスは、事業の具体性や実現可能性を確認するために設けられており、しっかりとした計画を立てて臨むことが重要です。
必要な申請書類としては、計画承認申請書や交付申請書、申請者調書、実績報告書、そして請求書などがあり、これらの書式は市のホームページからダウンロードできるようになっています。
今回の補助事業の見直しによって、特に6次産業化に向けた取り組みが強化されることが期待されています。地域の農業者が自ら生産した農産物を加工し、付加価値を高めた商品を地元で販売することで、新たな収入源を確保するとともに、地域全体の農業振興にも貢献できる取り組みとなっています。興味のある方は早めに申請手続きを行い、この機会をぜひ活用していただきたいです。
⇒ 詳しくはみやま市のWEBサイトへ