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2024年2月6日

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週休2日制の実現を目指す建設業界の未来

令和4年度の都道府県工事における週休2日の取組状況(国交省)

令和4年度に実施された都道府県工事プロジェクトでの週休2日制の導入状況に関する調査結果が発表されました。この調査は、建設業界における労働時間の短縮とより良い働き方改革を推進する目的で、国土交通省が独立して行ったものです。

調査の概要
調査は、都道府県が行った令和4年度の工事プロジェクトにおける週休2日制の実施状況に焦点を当てました。この調査では、完了した工事プロジェクトの週休2日制の達成率や、さまざまな発注方法による週休2日制の実施状況、進捗に影響を与えた要因についてのデータが収集されました。

主な発見
令和3年度と比較して、週休2日制を「75%以上達成」した団体が4団体増え、「30%以上75%未満達成」した団体が12団体増加しました。一方で、「30%未満達成」した団体は15団体減少しました。この結果は、建設業界における週休2日制の取り組みが着実に進んでいることを示しています。特に、週休2日制の達成率が向上したことは、働き方改革が正の方向に進んでいる重要な指標です。

今後の展望
令和5年度の進捗については、2024年4月から適用される時間外労働の規制強化を含むさらなる改革により、週休2日制の実施状況が一層改善されることが期待されます。これは、建設業界全体での働き方改革をさらに前進させる機会となるでしょう。

この調査結果の公表は、建設業界における労働環境改善への取り組みが進んでいることを示す重要な一歩です。週休2日制のより広範な実施は、労働者の生活の質の向上だけでなく、業界全体の持続可能性と将来性にも寄与することでしょう。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ