2024年6月4日
労務・人事ニュース
長与町が太陽光発電システム設置に最大100万円の補助金を提供、申請期間は2024年10月31日まで
令和6年 長与町太陽光パネル・家庭用蓄電池・ZEH・ZEH+補助事業
長崎県長与町は、温室効果ガスの排出を減らし地域の脱炭素化を促進するために、新たな補助金制度を開始しました。この制度は、「長与町地域脱炭素に向けた重点対策加速化事業補助金」として、特定の条件を満たす個人や事業者に対して交付されます。申請にあたっては、詳細な条件や必要な書類について町の公式サイトで確認することが推奨されています。
この補助金の募集期間は令和6年5月23日から令和6年10月31日までで、受付は先着順です。予算の上限に達した時点で受付が終了しますので、早めの申請が求められます。なお、申請書類が不備なく提出された日が受付日とされます。
補助金の対象となる事業は三つあり、それぞれに対して異なる条件と補助金額が設定されています。まず一つ目は、自家消費型太陽光発電設備の設置です。この事業では、住宅や事業所に太陽光発電設備を設置する個人や事業者が対象となります。個人の場合、補助金額は7万円/kwで、1件あたりの上限は100万円です。事業者の場合は5万円/kwで、こちらも上限は100万円となります。この補助金額には、家庭用蓄電池の補助金も含まれます。詳細な要件については、「長与町補助金交付要綱」を参照してください。
次に、家庭用蓄電池の設置に対する補助です。この事業は、太陽光発電設備の付帯設備として蓄電池を設置する個人や事業者が対象となります。蓄電池のみの設置は対象外です。補助金額は蓄電池の価格の3分の1(工事費込み・税抜き)で、上限は100万円です。具体的な要件については、「長与町補助金交付要綱」を確認してください。
最後に、ZEHおよびZEH+の認証を受けた新築戸建て住宅の建設や購入に対する補助があります。対象者は、長与町内に自らが居住するためのZEHまたはZEH+認証を受けた新築戸建て住宅を建設または購入する個人です。補助金額は、ZEHの場合は1戸あたり55万円、ZEH+の場合は1戸あたり100万円です。詳細な要件については、「長与町補助金交付要綱」を確認してください。
ZEHとは、高断熱・高気密化および高効率設備によってエネルギー使用量を削減しつつ、太陽光発電などでエネルギーを生み出し、年間の正味エネルギー消費量をゼロ以下にする住宅のことです。これにより、少ないエネルギーで快適な室温を保つことができ、冷暖房によるCO2排出量の削減にもつながります。さらに進化したZEH+は、ZEHの要件を満たしつつ、さらなる省エネを実現する住宅です。
申請手続きの流れについても詳細が示されています。申請前に必ず補助金交付要綱や申請の手引きを確認することが求められます。特に、既存住宅に太陽光発電設備や蓄電池を設置する場合、補助対象設備の工事請負契約は補助金の交付決定日以降でなければならない点に注意が必要です。新築住宅に併せて設置する場合、交付申請日以前の契約は可能ですが、工事着工日は補助金の交付決定日以降でなければなりません。
補助金交付要綱や申請の手引き、そして国の実施要領については、町の公式サイトからPDF形式で閲覧およびダウンロードが可能です。国の再エネ交付金実施要領も併せて確認することが推奨されています。
今回の長与町の補助事業は、地域の脱炭素化を加速させ、持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みです。興味のある方は、詳細な要件や手続きを確認の上、早めに申請を検討してください。
⇒ 詳しくは長与町のWEBサイトへ