2024年11月21日
労務・人事ニュース
障害者家族の高齢化とケアの限界に向き合う!北星学園大学教授が語る家族支援の課題とその未来
働く広場 2024年11月号(JEED)
月刊誌「働く広場」2024年11月号の内容が発表されました。この号では、障害者雇用やその家族の高齢化、ケアの限界など、障害者やその支援に関する重要なテーマが多数取り上げられています。今回もデジタルブック形式での提供があり、幅広い読者がアクセス可能です。
まず、「心のアート」では、たんぽぽの家アートセンターHANAに所属する京谷真理子氏の作品が紹介され、「サンダーバードよ永遠に」と題して特集されています。障害者アーティストの作品を通じ、創作活動の魅力やその意義について深く考えさせられる内容です。
「私のひとこと」には、北星学園大学短期大学部の藤原里佐教授が寄稿し、障害者家族の高齢化に伴うケアの限界と、家族支援の必要性について語っています。少子高齢化の中で障害者の家族が抱える課題にスポットライトを当て、社会的なサポートの重要性を浮き彫りにしています。
「職場ルポ」では、栃木県の株式会社吉川油脂を取材。社員寮の完備や生活支援を通じ、障害者が安定した職場環境で働けるよう工夫された現場の実情が紹介されています。障害者雇用の現場での工夫や課題解決の取り組みが具体的に描かれています。
「クローズアップ」では、「マンガでわかる!わが社の障害者雇用物語」シリーズ第3回として「職場実習をやってみよう!」を特集。実習を通じた職場体験が、障害者の就労スキル向上にどう寄与するのかを、漫画を通じてわかりやすく紹介しています。
さらに「JEEDインフォメーション」では、第44回全国アビリンピックの開催告知が掲載されています。2024年1月に開催されるこの大会は、障害者の技能を競い合う場として全国から注目されています。また、「障害者雇用事例リファレンスサービス」についても紹介され、読者がこれまでの「働く広場」掲載記事をより簡単に検索・活用できるようになっています。
グラビア記事「障害者雇用で人材不足を乗り越える」では、青森県の特別養護老人ホーム「和幸園」が取り上げられています。障害者雇用を通じて、人材不足にどのように対処しているかを写真と文章で紹介しています。
エッセイでは、元力士の豊ノ島氏による連載「てんかんとともに」が最終回を迎えます。彼が描く夢を追い続ける姿が、多くの読者に勇気と希望を与えてきたこのシリーズの締めくくりとして、豊ノ島氏の強いメッセージが伝えられます。
「編集委員が行く」では、北海道の企業ハミューレ株式会社とNPO法人クロスジョブ札幌の取り組みが紹介され、障害者の法定雇用率を達成するためのチームづくりの5年にわたる軌跡が描かれています。
「省庁だより」では、内閣府のホームページから「令和6年版 障害者白書」の概要が抜粋され、現在の障害者政策の方向性や課題が解説されています。
「研究開発レポート」では、障害者手帳のない難病患者が抱える就労の困難性や支援ニーズについて、障害者職業総合センターの研究成果が報告されています。具体的なデータとともに、実態に即した支援策が議論されています。
そのほか、「ニュースファイル」や編集委員からのコメント、掲示板や次号予告も掲載されており、読者にとって有益な情報が満載です。
障害者雇用やその支援に関心のある方にとって、「働く広場」11月号は最新情報と共に、今後の社会支援のあり方を考えるための充実した内容となっています。