2024年3月18日
労務・人事ニュース
電力高騰時代の味方!宮城県の中小企業支援策
宮城県中小企業等特別高圧電気料金支援事業補助金(令和5年10月~令和6年3月分)
宮城県は、地元の中小企業が直面している電力費用の高騰に対処するため、特別な支援策を打ち出しています。この取り組みは、特に高圧電気を利用する企業を対象に、電気料金の補助を提供するものです。ここでは、この補助金の概要や申請方法について説明します。
補助金の名称は「宮城県中小企業等特別高圧電気料金支援事業補助金」です。対象となるのは、宮城県内にある特別高圧電力を使用する中小企業や商業施設です。これらの企業や施設は、小売電気事業者との間で特別高圧電力の需給契約を結んでいる必要があります。
この補助金の主な目的は、電力料金の急騰により経済的に圧迫されている中小企業を支援することです。補助金の金額は、使用した電力1kWhあたり1.8円と設定されています。
申請に関しては、特定の期間に分けて受け付けられます。令和5年10月から12月までの使用分については、令和6年2月1日から2月29日まで、令和6年1月から3月までの使用分については、同年6月1日から7月19日までの受付を予定しています。
申請は「みやぎ電子申請システム」を通じて行われます。特に、商業施設などの管理者は、入居しているテナントの事業者分をまとめて申請することも可能です。申請の際には、特別高圧電力受電リストを確認し、対象施設に含まれているかどうかをチェックする必要があります。もしリストに施設名がない場合は、特別高圧での契約があることを証明する資料が必要です。
提出が求められる主な書類には、電力使用量を証明する資料や特別高圧の契約を証明する資料などがあります。なお、過去の申請期間に補助金の交付を受けている場合でも、必要に応じて書類の再提出が求められることがあります。
この補助金を通じて、宮城県は地元の中小企業の経済的な負担を軽減し、電気料金の高騰による影響を緩和することを目指しています。対象企業はこの機会を活用し、経済状況の改善につなげることが期待されています。
⇒ 詳しくは宮城県のWEBサイトへ