2024年7月5日
労務・人事ニュース
電気自動車購入で最大20万円補助、長崎市の新支援策
令和6年度長崎市ゼロカーボンシティ推進事業費補助金 ~わたしからできるゼロカーボン~
令和6年度、長崎市は「ゼロカーボンシティ長崎」の実現を目指し、新たにゼロカーボンシティ推進事業費補助金の提供を開始しました。この取り組みは、市内の市民および中小企業者を対象に、太陽光発電設備や蓄電池、電気自動車および普通充電器の導入を支援することで、家庭部門や業務部門、運輸部門におけるCO2排出量の削減を促進することを目的としています。
補助金の申請受付は令和7年1月31日までとなっており、予算上限に達した場合は早期に受付を終了する可能性があります。申請から交付までの流れは、まず申請を行い、交付決定を受けた後に事業を開始します。事業が完了したら実績報告を行い、補助金額が確定し、最終的に補助金が交付されるという手順です。特に令和6年度においては、4月1日から6月中旬までに契約した事業についても、交付申請前であっても対象となるため、早期の契約が推奨されます。
補助対象となる設備には、1kW以上10kW未満で全量売電をしない太陽光発電設備、1kWh以上の定置型蓄電池、軽自動車および普通自動車の電気自動車、そして10kW未満の普通充電設備があります。これらの設備は新品であることや長崎市内で使用されることなど、特定の条件を満たす必要があります。また、補助金の額は設備によって異なります。太陽光発電設備の場合、2万円/kW、蓄電池の場合、3万円/kWhが補助されます。電気自動車の場合、軽自動車で10万円、普通自動車で20万円の補助が提供され、普通充電設備については補助率1/4が適用されます。
補助金の申請にあたっては、交付申請書、事業計画書、見積書の写し、設備のカタログ、暴力団排除に関する誓約書、中小企業者の場合は登記事項証明書などの書類を提出する必要があります。事業内容に変更が生じた場合や事業を中止する場合は、変更中止承認申請書を提出しなければなりません。また、事業完了後30日以内、もしくは翌年度の4月10日までに実績報告書を提出する必要があります。報告書には収支計算書や導入設備の写真、領収書の写しなどが必要です。
申請方法は、窓口への持参または郵送となり、郵送の場合は受付期間内に必着となります。補助金の申請は同一設備に対して1回限りであり、他の補助金との併用も可能ですが、一部の国の要綱により併用できない場合があります。
この補助金を通じて、長崎市は持続可能な社会の実現に向け、市民と企業の取り組みを支援し、ゼロカーボンシティの実現を目指します。補助金の詳細や申請書の様式は、長崎市のウェブサイトからダウンロード可能です。興味のある方は、ぜひ早めに申請をご検討ください。
⇒ 詳しくは長崎市のWEBサイトへ