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2025年1月26日

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電気設備点検を装う訪問者に要注意!被害を防ぐための確認ポイントと対策方法

電気設備の点検等を装った訪問者に御注意ください(経産省)

近年、一部の悪質な業者が電気設備の点検や交換を装い、家庭を訪問して高額な契約を持ち掛ける事案が増加しています。このようなトラブルを未然に防ぐため、正しい知識を身に付け、適切な対応を取ることが重要です。

問題となる業者は、実在する電力会社や点検業者を名乗り、電話や訪問で「漏電の危険がある」「火事のリスクが高い」などと不安をあおります。その場で設備交換が必要だと強調し、高額な契約を結ばせる手口が報告されています。これらの業者は、一見すると信頼できるように見えることが多いため、十分な注意が必要です。

家庭の電気設備の点検は、法律に基づいて定期的に実施されています。例えば、電力会社は4年に1回以上の頻度で点検を行い、その日時は事前に書面で通知されます。電話や突然の訪問で点検を持ち掛けることはなく、訪問時に即座に交換契約を求めることもありません。また、電気工事を行うためには、国家資格である電気工事士の資格が必要です。したがって、訪問者が資格を持っているかどうかを確認することが第一歩です。

トラブルを防ぐための具体的な対策として、次の点に留意してください。まず、点検や設備交換を求める業者が訪問した場合、その身分証や所属する組織の正当性を確認しましょう。不安を感じる場合は、即決せず、訪問者の情報を控えておきましょう。さらに、点検や工事が必要だと判断した際には、複数の業者を比較し、慎重に検討することをお勧めします。

また、消費生活センターや電力会社に相談することで、適切な情報を得ることができます。消費者ホットライン「188(いやや!)」は、全国共通の相談窓口として利用可能です。この番号に電話することで、お住まいの地域の消費生活センターを案内してもらえます。不審な業者が現れた場合や契約に関する不安がある場合には、速やかに相談してください。

特に、業者から提示された情報が正確かどうか分からない場合や、契約を急かされる場合には、冷静な判断を保つことが重要です。公式な情報源や登録機関に確認することで、リスクを回避できる可能性が高まります。

このような詐欺的な手口に巻き込まれないためには、常に警戒心を持ち、疑問を感じた際には専門機関に相談することが最善策です。安全を守るための基本的な知識を持ち、適切な行動を取ることで、被害を防ぐことができます。

⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ

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