2024年2月2日
労務・人事ニュース
風しん予防策 企業の取り組みが社会にもたらす影響
従業員とその家族、お客様を風しんから守るために風しん対策にご協力ください!!(厚労省)
風しんは、特に昭和37年度から昭和53年度に生まれた男性に感染するリスクが高いとされています。この世代は過去に公的な予防接種プログラムの対象外であったため、感染しやすい状態にあります。風しんは職場をはじめとする日常の接触を通じて広がりやすく、特に妊婦に感染すると重大な影響を及ぼす可能性があるため、企業における予防策が強く推奨されています。
現在、政府は対象となる男性に対し、自治体を通じて無料の抗体検査および予防接種を促進するクーポン券を提供しています。これは2024年度末まで利用可能であり、企業においても職場での健康診断や人間ドックの機会を利用して、従業員に対する予防接種の促進が求められています。
企業内での取り組み例として、健診を外部の医療機関に委託している場合や、社内診療所で健康診断を実施している場合、また、定期的な健康診断が難しい場合には、従業員が個人で健診や人間ドックを受ける際にクーポン券を活用するよう案内することが挙げられます。
さらに、伊藤忠商事やオムロン、キャタラー、ピジョン、武田薬品工業など多くの企業が風しん予防のための取り組みを実施しており、これらの事例が他の企業の取り組みの参考になっています。
風しん予防の取り組みは、従業員自身やその家族、さらには社会全体の健康を守るために非常に重要です。企業が積極的に予防策を取ることで、風しんの感染リスクを大幅に減少させることができます。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ