2024年11月3日
労務・人事ニュース
香美町の起業支援事業で最大75万円の補助!移住者にも優遇措置
令和6年 香美町 起業・創業支援事業
香美町では、地域の雇用促進と産業振興を目的に、新たに創業を目指す起業家に対して補助金を交付する支援事業を開始しました。特に今回は、移住者を対象とした新たな枠が設けられ、地域への移住を伴う起業家にも優遇措置が用意されています。これにより、町内でのビジネスの拡大が期待されています。
補助金の対象となるのは、まず香美町内に住所を持ち、1年以内に創業を予定している方です。また、町内で事業を営むことが前提となり、町税の滞納がないことが条件となっています。加えて、商工会が主催する全5回の創業セミナーを受講し、個別相談も含めた支援を受けることが求められています。これにより、起業に必要な知識やノウハウを習得し、成功に向けた準備を整えることができます。
ただし、いくつかの制約もあります。風営法に該当する事業や、他の補助金を同時に受ける場合、指定起業家に認定される前に事業を開始している場合、またフランチャイズ契約によるビジネスなどは補助の対象外となります。これらの条件を満たすことが、補助金を受けるための前提です。
補助の対象となる経費は、マーケティングリサーチや研修費用、法人設立に伴う登記費用、広告宣伝費、さらには事務所や店舗の開設費用などが含まれています。これらの経費に対し、補助金は50%の割合で交付されますが、その上限額は通常50万円となっています。一方、移住者が対象となる場合、指定起業家として認定され、転入後2年以内に事業を開始した場合には、補助金の上限が75万円に引き上げられる点が特徴です。
申請に必要な書類は、指定起業家指定申請書や起業・創業計画書、住民票の写し、町税の納税証明書などです。これらの書類は役場の観光商工課に提出する必要があります。申請書の様式は、町の公式ウェブサイトからダウンロード可能です。また、補助金交付までの具体的な手続きについては、フローチャートを参照することで全体の流れを把握することができます。
この事業は、香美町での創業を支援し、地域経済の活性化を目指す重要な取り組みです。特に、移住者に対しては追加の補助が提供されるため、地方移住を検討しながらビジネスを始めたいと考えている方にとっては、大きなチャンスとなるでしょう。地域での新たなビジネスの立ち上げに興味のある方は、この機会にぜひ応募を検討してみてください。
⇒ 詳しくは香美町のWEBサイトへ