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2024年6月23日

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高収量の大豆品種「そらたかく」と「そらひびき」が登場、国内生産性向上へ

生産性を向上する大豆多収性品種が開発されました!(農水省)

令和6年6月11日、農林水産省が発表した新たな大豆品種は、日本の農業生産性向上に大きな期待を寄せています。この品種は「国際競争力強化技術開発プロジェクト」の一環として開発され、本州以南の産地において高い収穫量を実現することが可能です。特に単位面積あたりの収量向上が期待されています。

このプロジェクトの具体的な成果として、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発したのは、「そらたかく」と「そらひびき」という2つの大豆品種です。「そらたかく」は既存品種と比べて5割増の収量を誇り、主に東海地方から九州地方での栽培に適しています。一方、「そらひびき」は2割増の収量で、東北南部から北陸地方での栽培が見込まれています。昨年開発された「そらみずき」と「そらみのり」も加わり、これらの品種が本州から九州にかけての広範な大豆産地をカバーし、国産大豆の生産性を大幅に向上させることが期待されています。

今後も農林水産省は、食料・農業・農村基本法に基づき、多収化や省力化に貢献する品種の開発を継続的に推進していく予定です。これにより、国内の大豆生産の安定と向上が図られ、さらに農業分野における国際競争力も強化されるでしょう。

新たな品種「そらたかく」や「そらひびき」についての詳細情報は、農研機構の公式プレスリリースで確認できます。これらの品種は、収量が高く、豆腐などの大豆製品の原料としても利用できるため、国内の大豆需要を満たすうえで重要な役割を果たすことが期待されています。

このように、多収性品種の開発は日本の農業において画期的な進展をもたらしています。高い収量を誇るこれらの新品種は、農業経営の効率化や生産コストの削減にも寄与し、さらには農業従事者の労力を軽減する可能性も秘めています。今後の栽培状況や収量の推移に注目が集まる中、これらの品種が日本の農業にどのような影響を与えるかが期待されます。

興味のある方は、農研機構の公式サイトやプレスリリースをチェックし、新しい大豆品種の栽培方法や収穫量の詳細について確認してみてください。これらの情報は、農業従事者のみならず、農業に興味を持つ一般の方々にも役立つ内容となっています。新たな品種による多収性の向上は、日本の食料自給率の向上にも寄与する重要な一歩となるでしょう。

⇒ 詳しくは農林水産技術会議のWEBサイトへ

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