2024年12月2日
労務・人事ニュース
高齢者の社会参加を促進するための集いの場づくり事業補助金
令和6年 加西市通いの場づくり事業補助金
2024年11月20日、加西市は地域住民の主体的な活動を支援し、高齢者の介護予防や社会参加の促進を目的とした「通いの場づくり事業補助金」の詳細を発表しました。この補助金制度は、高齢者が集える場を創出し、地域内の支え合い体制の強化を目指す取り組みに対し、必要な費用の一部を支援するものです。
この補助金の対象となるのは、65歳以上の住民が5名以上参加する団体で、活動拠点および実施場所が市内であることが条件です。さらに、営利、政治、宗教を目的としない活動であり、他の公的機関からの補助を受けていないこと、暴力団など反社会的勢力と関係がないことも要件に含まれます。
支援対象となる事業は、65歳以上の参加者が平均5人以上の集いの場を市内で提供し、月2回以上、1回60分以上の活動を6か月以上継続することが求められます。また、住民が自由に参加できる形態であることや、介護予防教室を年に1回以上実施する必要があります。立ち上げ年度に限っては、6か月の継続条件が免除されます。
補助金額は運営費補助として上限3万円、新規立ち上げ支援として上限5万円が設定されており、これらの補助は1団体につき1年度1回までの申請が可能です。補助対象経費としては、講師謝礼や事務用品の購入費、印刷費、集会所の光熱費、施設修繕費、保険料、会場の使用料、機器レンタル費などが認められますが、茶菓子や飲料などの食費は補助の対象外です。
申請を希望する団体は、事業計画書や収支予算書、債権者登録申請書などの必要書類を添付し、加西市長寿介護課に提出する必要があります。提出期限は予算の範囲内での受付となるため、早めの対応が推奨されます。
事業終了後は、実績報告書や収支決算書などの提出も求められます。また、団体名や代表者の変更、活動の中止などが生じた場合には、変更届出書を提出することが義務付けられています。
この補助金制度は、高齢者が地域社会に積極的に関わることで、孤立を防ぎ、自立した生活を続けられる環境づくりを目指しています。市内での支え合いの輪を広げたい団体にとって、利用しやすい制度となっていますので、該当する団体はぜひ申請を検討してみてください。
⇒ 詳しくは加西市のWEBサイトへ