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2024年9月5日

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鳥取県、最大10億円の産業未来共創補助金で企業の大型投資を支援!重点分野での新規事業に最大50%の補助

令和6年 鳥取県 産業未来共創補助金

鳥取県は、地域経済の活性化を目指し、企業の大型投資を支援するための「産業未来共創補助金」を提供しています。この補助金は、県内に新たに工場や事業所を設立、または既存の施設を増設する企業を対象に、初期投資に関連する費用をサポートするものです。特に、鳥取県が重点的に成長を推進する産業分野においては、先進的な取り組みを行う企業に対し、より手厚い支援を行い、企業の成長や事業拡大へのチャレンジを応援します。

この補助金の概要として、一般投資型の補助メニューと補助率が設定されており、固定資産やリース・賃借料、人材確保費用などが対象となります。たとえば、土地や建物、設備に関する投資には基本補助率10%が適用され、特定条件を満たす場合にはさらに5%が加算されます。また、初年度のリースや賃借料に対しては50%、少額資産については10%、人材確保費用に対しては50%の補助率が適用され、上限は最大5億円とされています。なお、県外企業の重点分野への投資については、上限が10億円まで引き上げられます。

補助を受けるためには、いくつかの要件を満たす必要があります。まず、投資額が3,000万円を超えることが条件であり、対象業種には製造業やソフトウェア業、道路貨物運送業などが含まれます。特に県内経済への大きな波及効果が期待される事業については、地域経済牽引事業計画の承認を受けることで、サービス業なども対象になる可能性があります。また、新規雇用3人以上や、既存の雇用維持に加えて付加価値額を年4%増加させることも求められます。

企業が補助金を活用するためには、申請時点で法人設立後2年以上が経過していることや、事業において十分な実績を有していることが必要です。場合によっては、関連会社が同種事業で十分な実績を持っている場合や、県内で他分野の事業を展開している場合も条件として認められることがあります。

また、鳥取県が指定する重点分野での先進的な取り組みを行う事業については、産業未来共創補助金の成長・規模拡大型が適用されることがあり、補助率は20%、補助上限額は10億円となります。この重点分野には、技術革新型産業や未来挑戦型産業、地域密着型産業、国際需要拡大に関連する産業などが含まれます。具体的には、次世代自動車や電子デバイス、半導体、フードテック、医療機器、バイオテクノロジー、クリーン燃料や水素、蓄電池、さらには地域資源を活用した食品製造業などが挙げられます。

補助金を利用するためには、「地域経済牽引事業計画」の作成が必要な場合があります。この計画は、地域未来投資促進法に基づき、地域経済への波及効果が高い事業を推進するためのものであり、承認を受けることで税制優遇や金融支援、国の補助事業での優先採択など、さまざまな支援を受けることができます。特に成長・規模拡大型の場合、計画の作成が必要となることが多いため、企業はこの点についても検討する必要があります。

鳥取県では、地域経済のさらなる発展を目指し、企業の積極的な投資を支援しています。補助金の詳細や申請方法については、鳥取県の関連ページや企業支援課にお問い合わせいただき、事業計画を立てる際にはぜひ相談してください。

⇒ 詳しくは鳥取県のWEBサイトへ

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