2024年7月17日
労務・人事ニュース
鹿児島市が提供する太陽光発電システム設置補助金:2050年までに二酸化炭素排出ゼロを目指すゼロカーボンシティかごしま計画
令和6年 鹿児島市 【受付中】太陽光deゼロカーボン促進事業補助金(太陽光発電システム等の補助)
鹿児島市では、太陽光発電システムやHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)、リチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池の設置に対する補助金を提供しています。この補助金制度は、市域での再生可能エネルギーの導入と利用拡大を推進し、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティかごしま」の実現を目指すものです。補助金は、太陽光発電システムの設置を検討している市民や共同住宅、事業所などに対して提供され、申請順に受付を行い、予算に到達次第受付を終了します。
補助金の対象となるシステムには、太陽光発電システム、HEMS、リチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池、電気自動車用充電設備、V2H充電設備などがあります。これらのシステムは、未使用品であること、国が定める基準に適合していることなどの要件を満たす必要があります。例えば、太陽光発電システムは全量売電ではなく、個人住宅や共同住宅では出力が10kW未満であることが求められます。
補助金額はシステムごとに異なり、例えば、個人住宅に設置する太陽光発電システムの場合、1万5千円/kW(上限15万円)が支給されます。共同住宅の場合は2万円/kW(上限20万円)、事業所の場合は1万5千円/kW(上限30万円)となります。その他のシステムについても、HEMSは1万5千円、リチウムイオン蓄電池や家庭用燃料電池、V2H充電設備などもそれぞれ異なる補助金額が設定されています。
申請手続きは、工事着工前に行い、工事完了後には実績報告が必要です。各ステップには提出期限があり、期限内に手続きを完了しない場合、補助金は交付されません。申請書や実績報告書には、必要な書類と記入例が添付されており、これに従って不備なく準備することが求められます。補助金の交付決定前に工事を開始すると、補助金は交付されませんので注意が必要です。
また、補助金を受領したシステムの処分には制限があります。処分を検討する場合は、事前に市の承認を受ける必要があり、承認なしに処分を行った場合は補助金の返還が生じる可能性があります。太陽光発電システムの取り外しや廃棄には専門技術が必要であり、信頼できる販売店や施工業者、太陽光パネルメーカーの相談窓口などに相談することが推奨されています。
詳細な情報や各種申請書類は、鹿児島市の公式ウェブサイトで提供されており、必要に応じて確認してください。太陽光発電システムの導入を検討する際は、Googleの「Environmental Insights Explorer (EIE)」などのツールを活用し、導入の参考にすることができます。
⇒ 詳しくは鹿児島市のWEBサイトへ