2025年7月23日
労務・人事ニュース
かのや夏祭りが8月1日・2日に開催、市内3カ所で花火を打ち上げるパノラマ演出
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「夜勤なし」/正看護師/デイサービス/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年7月22日 22:39
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最終更新: 2025年7月22日 22:39
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「駅チカ」/正看護師/デイサービス/介護施設/夜勤なし
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「夜勤なし」/正看護師/有料老人ホーム/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年7月22日 22:39
鹿屋市の伝統行事「かのや夏祭り」、参加者と観客あわせて大規模イベントに成長
令和7年8月1日と2日の2日間にわたり、鹿屋商工会議所が事務局を務める実行委員会主催による「かのや夏祭り」が開催されます。この夏祭りは、鹿屋市の八坂神社の祇園祭に起源を持ち、戦後の昭和初期に青年団の主導で再興され、昭和30年代には踊りを取り入れた夏祭りとして地域に根付きました。昭和46年に現在の「かのや夏祭り」の名称に改称され、長年にわたり市民に親しまれてきた伝統行事です。
初日である8月1日は鹿屋市中央公園を舞台に前夜祭が開催され、音楽や催しを通じて祭りの開幕を華やかに彩ります。続く8月2日の本祭では、市内を巡る音楽隊パレード、御巡行、還御祭といった伝統的な祭事が行われるほか、複数の参加団体による総踊りがまちなかを練り歩きます。特に注目されるのは、市民が一体となって披露する「かのやハンヤ踊り」で、これは昭和38年に「ばか踊り」として誕生し、平成6年に現在の名称へと変更されてからも長く愛され続けているものです。
この夏祭りの魅力の一つとして、フィナーレを飾る「まちなかパノラマ花火」があります。8月2日の夜には、鹿屋市内3カ所から一斉に花火が打ち上げられ、祭りの熱気が夜空を美しく彩ります。この形式は近年の工夫として取り入れられたもので、観客が密集せずに各地で花火を楽しめるよう配慮された構成となっています。
かのや夏祭りは、長い歴史を通じて地域の文化とともに発展してきました。昭和41年には花火大会が初めて導入され、昭和53年には「ミスかのや」のコンテストが行われ、平成26年には観客動員数が3万人を超える盛り上がりを見せました。平成25年には総踊りに3,300人が参加し、8,000発の花火が夜空を彩るなど、例年多くの市民や観光客が訪れる大規模イベントへと成長しています。
また、平成50年〜平成20年代には「ちびっ子広場」や「綱引き甲子園」、「アームレスリング大会」など多彩なイベントも併催され、子どもから大人まで楽しめる構成となってきました。天候や社会情勢による延期や中止も経験しながら、その都度内容を工夫し、現在に至るまで地域に根差した祭りとして継続されていることも、この祭りの持つ強い地域性と市民の支えの象徴です。
鹿屋市と商工会議所による共同開催から始まり、現在は実行委員会方式へと移行し、行政や企業、団体、地域住民が一体となって祭りの運営に携わっています。こうした協力体制が長年にわたって築かれてきたことが、現在のかのや夏祭りを支える土台となっており、地域の魅力発信とコミュニティ形成にも貢献しています。
今年の開催に向けては、安全対策や交通規制の案内なども順次進められており、来場者が安心して楽しめる環境づくりにも力が注がれています。伝統を守りながらも時代の変化に応じて進化を続ける「かのや夏祭り」は、鹿屋市の夏を象徴する文化行事として、これからも多くの人々に感動と賑わいを届ける存在であり続けるでしょう。
⇒ 詳しくはかのや夏祭りのWEBサイトへ