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2025年5月20日

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スズキ「フロンクス」が自動車安全評価で4つ星獲得、総合得点163.75点の高水準

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スズキ「フロンクス」の安全性能評価結果を公表します! ~2024年度自動車アセスメントによる評価結果公表第6弾~(国交省)

2024年度の自動車アセスメント評価において、スズキ株式会社の新型コンパクトSUV「フロンクス」が、総合評価で上から2番目となる「★★★★☆(四つ星)」を獲得しました。これは、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)が共同で実施している評価制度に基づいたもので、予防安全性能、衝突安全性能、さらに事故発生時に自動で通報する先進型緊急通報装置の3項目を統合的に評価しています。

フロンクスは予防安全性能で92%(79.42点/85.8点)、衝突安全性能で76%(76.33点/100点)、事故自動緊急通報装置については満点である8点を獲得し、合計得点は193.8点中163.75点、総合得点率は84%に達しました。この得点率は、評価制度の5段階中で4つ星評価に該当し、同カテゴリーにおける他の国産メーカー車種と比べても高い水準に位置づけられます。

今回の評価で注目されるのは、交差点での事故防止を目的とした新たな衝突被害軽減ブレーキ評価が導入された点です。従来よりも厳格な基準が求められる中、フロンクスは歩行者および自転車に対する衝突回避性能でいずれも100%を記録しました。ただし、交差点での衝突回避については得点率が58%とやや伸び悩んでおり、この分野での今後の技術的進化が期待されています。

衝突安全性能に関しては、特に側面衝突(95%)と歩行者脚部保護(100%)において高得点を記録しており、安全設計が実を結んでいることが明らかです。一方で、歩行者頭部保護では59%にとどまっており、競合車種と比較して改善の余地があることも浮き彫りとなりました。車両の前面衝突に関しては、従来のフルラップ衝突試験で79%、新たに導入されたオフセット衝突試験でも同様に79%という結果でした。

フロンクスの安全設計には、複数の革新的技術が導入されています。まず、衝突エネルギーを効率的に吸収・分散する「軽量衝撃吸収ボディー[TECT]」を全車に採用しており、衝撃吸収性能の向上に寄与しています。これに加え、事故時の安全確保を図るため、6つのエアバッグが全車に標準装備されています。また、歩行者との接触による傷害を軽減する設計も施されており、歩行者傷害軽減ボディーとして評価を受けています。

予防安全面では、自転車やバイクを検知対象に含む先進の衝突被害軽減ブレーキを全車に搭載。交差点右左折時でも、対向車や横断する歩行者を検知して対応する仕組みが導入されています。さらに、車線のはみ出しを防ぐ車線逸脱抑制機能、高機能なヘッドライトによるハイビームアシスト、駐車時の低速域で作動する前後ブレーキサポート、壁や障害物に対して誤発進を防止する機能も搭載され、安全運転を多角的に支援しています。

事故発生時の対応としては、全車に「スズキコネクト」と連動した先進型緊急通報装置が搭載されており、重大な衝撃を検知した際には自動的にオペレーターへ通報されます。この機能は乗員の安全を守るだけでなく、救命のゴールデンタイムを守るという観点からも非常に重要な役割を担います。なお、この先進型装置は8点満点を獲得しており、評価項目中で唯一の満点となっています。

今回の評価結果は、企業の車両選定や業務車両の安全性評価にも活用できる内容となっており、とくに法人ユースを意識した車両導入においては有力な選択肢の一つとなり得るでしょう。また、自動車業界における技術者や開発担当者にとっても、どの機能が評価され、どの分野に改善の余地があるかを把握する上で、非常に有益な情報を提供しています。

加えて、今年度より開始された交通標識認識システム(TSR)に関する情報提供の枠組みにおいて、フロンクスにはこの機能が装備されていることが確認されており、ドライバーへの情報支援という観点からも評価対象となっています。

このように、スズキ「フロンクス」はバランスの取れた安全性能を備え、かつ複数の先進機能を標準装備している点において、価格帯を超えた高いコストパフォーマンスを実現していると言えるでしょう。今後さらなる技術向上によって、総合評価の「★★★★★(五つ星)」への到達も視野に入ってくると考えられます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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