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2025年5月25日

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令和7年 上限300万円補助、高補助率30%の鶴岡市中心市街地特別枠が空き家再生を加速

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令和7年度鶴岡市住宅リフォーム支援事業補助金

令和7年度、鶴岡市では住宅の安全性や快適性を高めるための改修工事を支援する「住宅リフォーム支援事業補助金」を実施しています。この制度は、鶴岡市に住む市民の住環境向上を目的としたもので、一定の条件を満たすリフォーム工事に対して補助金を交付するものです。対象となる工事は、バリアフリー化や断熱改修など、暮らしやすさを向上させる内容を含むもので、工事費が30万円以上であることが必要です。

補助の内容は、世帯の属性によって異なります。たとえば、移住世帯・新婚世帯・子育て世帯は、工事費の20%にあたる最大30万円の補助を受けることができます。一方、これらに該当しない一般世帯の場合でも、工事費の10%にあたる上限20万円が支給される仕組みです。加えて、鶴岡産木材の使用や空き家の活用を組み合わせることで、補助額に加算が可能となっており、地域資源の活用にもつながる制度設計がなされています。

さらに今年度は、制度が一段と充実しています。特別枠では、移住世帯が空き家をリフォームする場合、工事費の20%・上限200万円の補助が受けられます。そして新たに設けられた中心市街地特別枠では、移住・新婚・子育て世帯が市街地の空き家をリフォームする際、工事費の30%・最大300万円という手厚い支援が行われます。市街地の空き家活用による定住促進と地域活性化を両立させる施策として、非常に注目されています。

募集は段階的に行われており、4月からの第1回目は先着順、8月からの第2回目は抽選方式となっています。第1回で予算に余裕があった場合は、第2回にその分が充当され、逆に第2回で予算が余った場合は、その後12月まで先着順での受付に切り替わります。特別枠・中心市街地特別枠については、初回受付期間を過ぎた後、予算に余りがある場合は、12月19日まで先着順での受付が続けられます。

注意点として、補助の対象は「これから着工する工事」に限られており、すでに始まっている、または完了した工事は対象外です。また、工事は鶴岡市内の業者と契約して実施することが条件です。対象となる住宅は、本人または二親等以内の親族が所有し、本人が実際に居住する住宅に限られます。つまり、賃貸物件や空き家バンクなどでの短期的な所有ではなく、実際に居住する意思が確認できるケースが補助の前提とされます。

令和7年度の制度変更点としては、これまで補助対象だった防災ベッドや耐震シェルターといった減災対策工事が、別制度である木造住宅耐震改修事業に統合され、リフォーム支援事業からは除外されました。その一方で、中心市街地特別枠の新設により、特定地域における空き家活用がより促進される形となっています。中心市街地の対象区域については、市が公開している地図資料で確認でき、範囲に該当するかどうかを事前に調査することが重要です。

この補助制度は、市民一人ひとりがより快適で安全な住宅環境を手に入れることを支援すると同時に、地域経済の活性化にもつながっています。特に空き家対策を伴う内容では、地域の課題である空き家の有効活用と人口定住促進の両方に寄与する仕組みとなっており、移住支援策としての側面も持ち合わせています。制度を最大限に活用するには、早期の情報収集と準備が不可欠です。補助対象になり得る工事を検討中の方は、事前に鶴岡市建築課への相談をおすすめします。

⇒ 詳しくは鶴岡市のWEBサイトへ

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