2025年7月21日
労務・人事ニュース
令和7年 最大9万円補助、柏崎市が実施する獣害防護柵の設置支援制度で地域安全を守る
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「夜勤なし」/准看護師/訪問看護/車で通えます
最終更新: 2025年7月20日 22:38
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「夜勤なし」/正看護師/訪問看護/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年7月20日 22:38
令和7年 柏崎市生活環境獣害防護対策事業補助金
新潟県柏崎市では、イノシシやシカなどによる被害を防ぐための対策として、「生活環境獣害防護対策事業補助金」を実施しています。この制度は、市内の住民や事業者が獣類の侵入を防ぐ目的で新たに設置する防護柵の資材購入費に対し、一定額を助成するもので、生活環境の保全と地域の安心安全な暮らしの確保を目的としています。申請は令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に実施された事業が対象となり、予算が上限に達し次第受付を終了するため、設置を検討している方は早めの行動が求められます。
補助の対象となるのは、柏崎市内に住所を持つ個人や、市内に事務所または事業所を構える個人・法人、さらには町内会です。ただし、共通の要件として、市税を滞納していないことが必要とされています。また、対象となる用地は、申請者が所有もしくは管理し、現に使用している宅地または雑種地であること、かつ獣類による被害が発生している、または被害の恐れがある土地に限定されています。なお、農地や採草牧草地は補助の対象外となります。
対象経費は、防護柵の資材購入費であり、柏崎市内の店舗または事業者から購入した資材であることが条件です。購入費には消費税や地方消費税は含まれず、あくまで資材そのものの本体価格が対象となります。補助対象となる柵には、電気柵、防護柵、ワイヤーメッシュ柵、金網柵、トタン柵、ネット柵、あるいはそれらを組み合わせた複合型の柵が含まれており、これ以外の柵については市長の判断により例外的に認められる場合もあります。
補助率は対象経費の2分の1以内とされており、上限額は申請者の区分により異なります。個人または法人で申請する場合は上限が3万円、町内会が申請する場合は上限が9万円となっています。つまり、個人が6万円分の柵を設置した場合には、最大3万円まで補助を受けることが可能です。町内会の場合には18万円までの資材費に対して9万円の補助を受けられることになります。
申請には複数の書類を準備する必要があります。具体的には、補助金交付申請書兼実績報告書、市内の店舗で資材を購入したことを証明する領収書の写し、設置箇所の位置図と設置後の写真、市税完納証明書または市税納付状況に関する情報提供に対する同意書、さらに事業報告書などが必要です。また、必要に応じて市長から追加書類を求められる場合もあります。これらの書類をそろえ、環境課鳥獣対策係に事前相談を行ったうえで申請を行うことになります。
この補助金制度は、近年全国的に深刻化している獣害問題に対し、自治体として市民生活を守る姿勢を明確に示した取り組みの一つです。特に都市近郊の住宅地や事業所の周辺では、イノシシやアライグマ、ハクビシンなどの野生動物が出没し、庭木の破損、ゴミの散乱、家庭菜園の被害など、生活環境に多大な悪影響を及ぼしています。そのため、市民自らが設置する防護柵を支援することで、自主的な被害防止の意識を高めると同時に、地域全体の安全対策強化につなげていく狙いがあります。
また、企業や町内会などの団体がこの制度を活用することで、敷地内への侵入防止や資材・商品への被害対策としても効果が期待されます。特に近年では、物流倉庫や工場敷地内に動物が侵入し、配線の断線や商品への被害が報告される事例も増加しており、そうしたリスクを未然に防ぐ手段としてこの補助金の活用は現実的な対応策となります。
⇒ 詳しくは柏崎市のWEBサイトへ