2025年5月24日
労務・人事ニュース
令和7年 補助上限200万円、鯖江市が眼鏡・繊維・漆器の直売店開設に2分の1補助
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年5月23日 22:46
- 「残業ゼロ」/准看護師・正看護師/介護施設/車で通えます
最終更新: 2025年5月23日 22:46
- 「駅チカ」/准看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年5月23日 22:46
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年5月23日 22:46
【令和7年度】眼鏡・繊維・漆器産直ショップ開設等促進事業補助金
福井県鯖江市では、地場産業である眼鏡・繊維・漆器のさらなる振興を目的に、令和7年度「眼鏡・繊維・漆器産直ショップ開設等促進事業補助金」の申請受付を開始しています。本補助金は、地域のものづくり企業の販売力強化と製品の魅力発信を支援するもので、自社製品を含む鯖江産の眼鏡・繊維・漆器製品を取り扱う新規店舗の開設や改修、また工房を可視化する取り組みに対して経費の一部が助成されます。
補助の対象となるのは、鯖江市内で眼鏡、繊維、漆器を製造または卸売する事業者であり、自社製品を含む地域産品の販売を目的とする店舗を市内で開設または改修する事業者です。さらに、ものづくりの現場を消費者に直接伝える「工房の見える化」の取り組みも補助対象に含まれており、これにより地域産業のブランド価値向上と観光資源としての活用も期待されています。
補助の対象となる経費は多岐にわたり、店舗や工房の新設・改修にかかる工事費や委託費、必要備品の購入費に加え、製品カタログなどの印刷製本費、さらには集客や広報を目的とした広告料も含まれます。これにより、単なる施設整備にとどまらず、販路拡大や顧客獲得のための戦略的な取り組みが幅広く支援される設計となっています。
補助率は対象経費の2分の1以内とされており、最大で200万円の補助を受けることが可能です。たとえば総額400万円の事業を計画した場合、その半額にあたる200万円が支援される形となり、初期投資の負担を大幅に軽減することができます。補助対象期間は、事業が採択された日から令和8年2月27日までとなっており、この期間内に事業を完了させる必要があります。
なお、申請には市の審査会による審査が必要となり、その締切は令和7年6月2日(月曜日)17時15分までとなっています。審査に通過した事業のみが補助の対象となるため、申請書類の不備や不足には特に注意が必要です。不備があった場合には、すべてが解消された時点で正式な受付とみなされるため、早めの準備と市への事前相談が推奨されています。
この制度の導入背景には、近年の消費行動の変化や観光ニーズの多様化があります。消費者は単なる商品購入にとどまらず、製品の背景や職人の技術、製造過程への関心を高めており、工房の見える化や地場産品の直売所の存在は、そのニーズに応える重要な役割を果たします。さらに、市内における観光動線上に魅力的な店舗が整備されることで、地域全体のにぎわい創出や消費促進にもつながることが期待されています。
鯖江市は、伝統ある眼鏡産業をはじめ、繊維や漆器といった地域資源の活用によって「ものづくりのまち」としてのブランド力を高めてきました。この補助制度は、そうした産業の価値を次の世代へと引き継ぎ、さらには国内外への発信を強化するための重要なステップと位置づけられています。販路開拓を目指す事業者にとっては、今がまさに新たな挑戦の好機となります。店舗の新設や改修、工房の公開などを検討している事業者は、ぜひ市に相談の上、申請準備を進めることをおすすめします。
⇒ 詳しくは鯖江市のWEBサイトへ