2025年6月21日
労務・人事ニュース
令和7年5月30日より洪水・津波等の浸水想定区域データを順次公開、企業のBCP対応に活用可能
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最終更新: 2025年10月16日 15:12
見国土数値情報のデータ公開・整備予定のお知らせ ~雨水出水(内水)浸水想定区域等の最新のGISデータを公開します~(国交省)
令和7年5月30日、国土交通省は国土数値情報の最新GISデータについて、公開および今後の整備予定を発表しました。国土数値情報とは、地価や都市計画、災害リスク、交通インフラなど、国土に関する基礎的な地理空間情報を全国統一のフォーマットで整備したもので、GISデータとして無償で一般に提供されています。この情報は、行政機関の政策立案や民間企業によるエリア分析、災害リスク評価など、幅広い分野で活用されています。
今回の発表では、令和7年度に公開予定のデータが明らかにされ、特に5月30日より順次公開される最新情報には注目が集まっています。災害リスクに関する項目では、洪水、高潮、津波といった自然災害の浸水想定区域に加えて、新たに雨水出水、いわゆる内水による浸水の想定区域が公開対象に加わりました。この雨水出水想定区域の追加は、近年の集中豪雨による内水氾濫被害が頻発していることを受けたものであり、企業や自治体がインフラ整備や土地利用計画を進める上での重要な判断材料となるでしょう。
公開されるデータには、災害リスクだけでなく、緊急輸送道路や鉄道網、駅ごとの乗降客数など、交通インフラに関する情報も含まれており、今後の都市計画や物流拠点の再配置に役立てることができます。また、都市計画決定情報や行政区域、位置参照情報、そして地価関連の調査結果も順次更新される予定で、データ項目は合計で190種類以上にのぼります。特に都道府県地価調査は令和7年9月に、地価公示は令和8年3月に公開予定であり、不動産投資や開発計画を進めるうえでも重要なタイミングとなる見込みです。
さらに、令和8年度に向けての整備予定として、全国の道路データを30年ぶりに全面更新する計画が明らかにされました。これにより、最新のインフラ整備状況を反映したGISデータが利用可能になるほか、盛土による宅地造成等に関する規制区域や特定盛土の規制区域の新設も進められます。これは、2021年の熱海市土石流災害などを背景に、盛土の安全管理に対する意識が高まっている現状を踏まえたもので、関連する法整備との連携も図られています。
これらの国土数値情報は、国土交通省のダウンロードサイトを通じて無償で入手可能です。企業にとっては、採用活動における居住地選定、拠点配置、人員配置の計画策定など、事業活動全般に影響を与える要素の精緻な分析に活用できる貴重な情報資源です。特に災害リスクデータや交通インフラに関する情報は、社員の安全確保やBCP(事業継続計画)の策定に直結するため、今後の経営戦略においても積極的な活用が求められます。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ