労務・人事ニュース

「職業情報提供サイト（job tag）」等をリニューアルしました（厚労省）

厚生労働省は、職業情報提供サイト「job tag」と、企業の職場環境情報を提供する「しょくばらぼ」をリニューアルしました。これにより、求職者や企業の採用担当者、キャリアコンサルタントなど、幅広い層に向けた情報提供の充実が図られました。

「job tag」は、500以上の職業について、業務内容や必要なスキル、求められる資格、平均賃金などの詳細な情報を提供するサイトです。年間アクセス数は2,000万件を超え、求職活動や企業の採用活動、人材育成の場面で広く活用されています。今回のリニューアルでは、より使いやすいサイトとなるよう、サイトの機能を解説する動画が追加されました。また、各職業の賃金に関する情報がさらに充実し、職種ごとの給与水準をより明確に把握できるようになりました。これにより、求職者は自身の希望する職業に関する理解を深めやすくなり、企業側も労働市場の実態をより的確に把握できるようになります。

一方で、「しょくばらぼ」は、企業の職場環境や働き方に関する情報を求職者や学生に提供するサイトです。今回のリニューアルでは、掲載対象企業を拡大するとともに、提供する情報項目を増やし、より包括的に企業の実態を把握できるようになりました。求職者は企業ごとの労働環境や福利厚生、キャリアパスの情報を比較しながら、より納得のいく就職先を見つけやすくなります。

厚生労働省は、これらのウェブサイトの運用と情報の充実を通じて、求職者と企業のマッチング精度を高めるとともに、労働市場の透明性を向上させることを目指しています。これにより、求職活動を行う個人がより適した職業を見つけやすくなり、企業側も優秀な人材を確保しやすくなることが期待されます。特に、転職市場の活性化が進む中で、労働市場の「見える化」を推進することで、求職者と企業の双方にとって最適な選択ができる環境を整えていく方針です。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ