2025年7月5日
労務・人事ニュース
最大80万円補助!北茨城市が商品開発から販路開拓まで支援、令和7年8月1日締切
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「ブランクOK」/准看護師・正看護師/介護施設/車で通えます
最終更新: 2025年7月4日 22:34
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「夜勤なし」/准看護師・正看護師/内科/消化器内科/呼吸器内科/クリニック
最終更新: 2025年7月4日 22:34
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「駅チカ」/正看護師/内科/放射線科/循環器内科/クリニック
最終更新: 2025年7月4日 22:34
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「夜勤なし」/准看護師/特別養護老人ホーム/介護施設/残業ありません
最終更新: 2025年7月4日 22:34
令和7年 北茨城市商品開発・販路開拓支援プロジェクト
北茨城市では、地域の特産品や資源を活用した商品開発とその販路拡大を一貫して支援するための新たな取り組みとして、「伴走型小規模事業者支援推進事業」を展開しています。令和7年度に実施されるこの事業では、北茨城市内の事業者、あるいは北茨城市での創業を検討している方を対象に、最大80万円の補助金を支給する制度が用意されています。この補助金は、商品開発や改良、さらには商談会への参加や広告など、販路開拓に必要な経費の一部を補うもので、補助率は3分の2と設定されています。
特筆すべきは、この事業が商品開発の初期段階、すなわちアイデア段階の商品にも門戸を開いている点です。これにより、まだ具体的な製品化に至っていない段階のアイデアでも、北茨城市の支援を受けながら実現に向けて取り組むことが可能となります。支援対象となる商品は、水産加工品や菓子、工業製品、芸術品など多岐にわたっており、食品か否かにかかわらず広く受け入れられます。ただし、商品の製造または販売が北茨城市内で行われている必要があり、地域に根ざした事業であることが前提条件となります。
補助対象経費としては、新商品の開発や既存商品の改良にかかる調査費用や技術研究費、デザイン費、試作費などが含まれており、機械などの設備購入費も対象となります。また、商談会への参加費や宣伝広告費など販路開拓に必要な支出も補助の範囲内です。このことから、本制度は商品を作るところから売り出すところまで、事業の一連の流れを強力にバックアップする内容となっていることがうかがえます。
令和6年度の採択例としては、株式会社ケイキ工業が自社農園で栽培したサツマイモ「紅常陸」を使い、冷凍焼き芋用の真空包装機を導入し、さらに商品パッケージを制作することで、北茨城の新たな名産品としての地位を目指すプロジェクトが紹介されています。商標登録もされているこの「紅常陸」を用いた干し芋や焼き芋の展開は、地域ブランドの確立に大きく貢献するとともに、本補助制度の活用事例として非常に参考になります。
応募にあたっては、北茨城市商工会の公式ホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、メールまたは郵送で提出することが求められています。申請の締切は令和7年8月1日(金)で、当日必着となっています。また、応募後には北茨城市商工会の会議室にて、審査のためのプレゼンテーションが実施される予定であり、単なる書類選考にとどまらず、事業内容や熱意を直接伝える機会が設けられています。
この制度の特徴は、補助金を提供するだけではなく、市と商工会が連携し、商品開発から販売に至るまでを伴走型でサポートする体制にあります。単なる資金援助ではなく、実行可能な事業として地域社会に根付き、持続的に展開していけるような支援が受けられる点で、応募者にとっては非常に心強い内容となっています。
地域資源の価値を掘り起こし、新たな商品として磨き上げる取り組みは、地域経済の活性化だけでなく、雇用の創出や地域ブランドの確立にもつながります。北茨城市が主導するこの支援事業は、そうした多面的な価値を実現するための重要な一手といえるでしょう。創業を考えている方、あるいは新商品の開発や事業の拡大を計画している事業者の方々は、このチャンスを活かし、ぜひ積極的に応募を検討されることをお勧めします。
⇒ 詳しくは北茨城市のWEBサイトへ