2024年6月22日
労務・人事ニュース
東京港大井ふ頭でヒアリ10個体確認、国内113事例目の対応状況
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最終更新: 2025年5月1日 22:32
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東京港大井ふ頭におけるヒアリの確認について(環境省)
2024年6月7日、東京港大井ふ頭で確認されたアリについて、専門家の調査によりヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されました。この報告は、環境省が毎年行っている全国港湾調査の一環で、ヒアリの働きアリ約10個体が確認されたものです。国内でのヒアリの初確認は平成29年6月で、今回の事例は令和6年6月11日現在で18都道府県、113件目の確認事例となります。今年度では2件目の確認です。
事例の経緯は以下の通りです。6月7日、環境省が実施する全国港湾調査において、調査事業者が東京港大井ふ頭のコンテナヤードで、ヒアリと思われるアリが舗装の継ぎ目から出入りしているのを発見しました。発見後、周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置し、環境省が専門家に同定を依頼しました。6月10日、専門家がヒアリであることを確認しました。
今回確認されたのはヒアリの働きアリ約10個体で、現在も発見場所での目視調査やトラップによる調査、防除が東京都と協力して行われています。これにより定着防止の取り組みが進められています。また、関東地方環境事務所は東京都など関係機関に以下の対応を依頼しています。
まず、今回ヒアリが確認されたことを受け、当該コンテナヤード及びその周辺の点検を適宜実施すること。また、ヒアリやアカカミアリなどの疑わしいアリをコンテナや積荷で発見した場合、密閉などにより逸出を防ぎ、速やかに環境省に連絡することが求められています。
さらに、ヒアリ類の疑いがある場合には、外来生物法に基づき環境省からコンテナや積荷等の移動制限や移動禁止の命令が出される場合があり、ヒアリ類と同定された場合には消毒や廃棄の命令が出される可能性もあるため、その点も留意する必要があります。最後に、今後も環境省などが実施する調査に協力することが求められています。
ヒアリは強い毒を持ち、刺されると痛みや腫れを引き起こし、アナフィラキシーショックを引き起こす場合もあります。そのため、国内での定着防止が重要です。市民の皆さんも、疑わしいアリを見かけた場合には、触れずに速やかに当局に連絡することが推奨されます。これにより、ヒアリの拡散を防ぎ、国内の生態系や人々の安全を守ることができます。
⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ