労務・人事ニュース

海外ビジネススキルを鍛えるジェトロの無料研修「中小企業海外ビジネス人材育成塾」を紹介するオンラインセミナーを4月11日（金曜）に開催（JETRO）

日本貿易振興機構（ジェトロ）は、中小企業の海外展開を支援するために毎年実施している無料の研修プログラム「中小企業海外ビジネス人材育成塾」を、2025年度も開催することを発表した。本講座は、中小企業の輸出実現や海外販路の拡大を目的としており、海外ビジネスの基礎から実践的なスキルまでを網羅したカリキュラムを提供するものだ。2020年に開始されたこの育成塾は、今年で6年目を迎え、多くの受講者から高い評価を得ている。

これに先立ち、2025年度の受講者募集に向けたオンラインセミナーが4月11日（金）に開催される予定だ。このセミナーでは、本研修の魅力や具体的なカリキュラムについて紹介するとともに、過去に受講し修了した3名の登壇者が、実際の受講経験や学んだスキル、受講後のキャリアへの影響について講演を行う。特に、これから海外事業に取り組もうとしている企業や、社内で海外ビジネス人材の育成を検討している経営者・管理職、人事担当者にとって有益な情報が得られる貴重な機会となる。

本研修は、海外ビジネスに関する幅広い知識を体系的に学ぶことができるのが特徴である。カリキュラムには、貿易実務、国際マーケティング、現地市場の分析、契約・法務、海外販路開拓戦略、異文化理解などが含まれ、実践的な学習機会が提供される。さらに、ケーススタディを活用した課題解決型の演習や、海外展開を成功させた企業の実例を基にした講義なども行われるため、理論だけでなく実務に直結したスキルを身につけることができる。

これまでの受講者の中には、本研修を通じて海外市場の開拓に成功し、輸出事業を大きく成長させた企業も多数存在する。例えば、ある食品メーカーでは、本講座で学んだ輸出管理のノウハウを活かして、新たに東南アジア市場への輸出を開始し、1年で売上を25％増加させることに成功した。また、ある製造業の企業では、現地企業との商談の進め方を学び、中国市場での取引を拡大した実績もある。このように、本研修は受講者のキャリアだけでなく、企業全体の成長にも大きく寄与している。

今回のオンラインセミナーでは、こうした具体的な成功事例も紹介される予定であり、海外展開を目指す企業にとって非常に参考になる内容となっている。特に、過去の受講者による講演では、研修をどのように活用し、具体的にどのような成果を上げたのかが語られるため、参加者にとってリアルな学びとなることが期待される。

ジェトロの「中小企業海外ビジネス人材育成塾」は、無料で受講できるという点も大きな魅力の一つである。一般的に、海外ビジネスに関する専門的な研修は高額な費用がかかることが多いが、本講座では受講料がかからないため、費用面での負担を気にせず参加できる。また、オンライン形式の授業も取り入れられているため、全国どこからでも受講が可能であり、忙しい経営者や担当者にとっても受講しやすい環境が整っている。

本セミナーは、特に中小企業の経営者・管理職、人事担当者に向けた内容となっているが、海外ビジネスに興味のある一般の社員も参加可能である。さらに、中小企業を支援する自治体や支援機関の担当者も参加できるため、企業支援の視点からも有益な情報が得られる場となる。

オンラインセミナーの開催日時は、4月11日（金）の13時30分から15時30分までとなっており、参加申し込みの締め切りは4月4日（金）までとなっている。定員に達し次第、募集が締め切られる可能性があるため、関心のある企業や担当者は早めの申し込みが推奨される。申し込み方法や詳細なプログラムについては、ジェトロのイベントページに掲載されている。

海外市場の開拓は、多くの中小企業にとって成長のチャンスである。しかし、貿易の知識や海外マーケットに関する理解が不足していることが、海外進出の大きな障壁となっているのが現状だ。ジェトロの研修プログラムは、こうした課題を解決するための強力なサポートとなる。実践的な知識を身につけることで、海外市場における競争力を高め、持続的な成長を実現することが可能となる。

今回のオンラインセミナーは、これから海外展開を検討している企業にとって、非常に有益な情報を得られる機会となる。海外ビジネスのスキルを向上させたいと考えている企業関係者は、ぜひこの機会を活用し、次なるビジネスチャンスの獲得につなげていただきたい。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ