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2025年7月28日

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猪苗代湖が登録面積10,960haでラムサール条約湿地に認定!地域観光と環境保全の両立モデルに注目

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「猪苗代湖」がラムサール条約湿地に新規登録されました(環境省)

2025年7月15日、福島県を代表する湖のひとつである「猪苗代湖」が、新たにラムサール条約湿地として正式に登録されました。猪苗代湖の登録は、福島県内では尾瀬に続いて2例目であり、日本国内の登録湿地の総数はこれにより54か所、合計面積は166,134ヘクタールに達しました。猪苗代湖の登録面積は10,960ヘクタールに及び、広大な湖沼が持つ生態的価値と環境保全への取り組みが、国際的にも高く評価された結果です。

ラムサール条約は、特に水鳥の生息地として国際的に重要とされる湿地を保全することを目的に、1971年にイランのラムサールで採択された国際条約です。日本は1980年に同条約に加盟し、その際に釧路湿原を最初の登録湿地として指定しました。それ以来、国内の各地で自然環境の保護と持続可能な利用、いわゆる「ワイズユース」の推進を進めてきました。猪苗代湖の登録により、こうした取り組みはさらに広がりを見せることになります。

猪苗代湖は、福島県の中央部に位置し、郡山市、会津若松市、猪苗代町の3つの自治体にまたがっています。面積では国内第4位の湖として知られ、その広さと水深の深さから、年間を通じて水温の変動が比較的穏やかで、冬でも湖面が凍結しない「不凍湖」としての特徴を持っています。この特性により、ハクチョウ類やカモ類といった水鳥の越冬地として重要な役割を果たしており、国際的にも保全の価値が高いと判断されました。

また、猪苗代湖は自然の美しさにおいても高く評価されています。河川が流れ込む河口付近には白砂の浜が多数形成されており、特に天神浜などは青松と白砂のコントラストが美しい景観を生み出しています。これらの自然環境は、福島県内でも有数の観光資源となっており、湖畔ではキャンプや湖水浴といったアクティビティが盛んに行われ、地域の観光業やサービス業を支える重要な基盤となっています。

環境省は、猪苗代湖の登録を機に、今後さらに湿地保全に関する啓発活動やワイズユースの推進に力を入れていく方針です。2025年7月23日から開催されるラムサール条約第15回締約国会議(COP15)では、猪苗代湖の登録証の授与式も予定されており、日本の自然保護政策にとっても大きな節目となるイベントとなる見込みです。

今回の登録は、地域住民にとっても誇りであると同時に、観光・教育・環境ビジネスなどさまざまな分野での活用が期待されます。企業の採用担当者にとっても、環境意識の高い人材とのマッチングや、CSR活動を通じた地域貢献の可能性を広げる契機となり得ます。環境保全と経済活動の両立を考えるうえで、猪苗代湖のような自然資源がもたらす社会的価値は今後ますます重要性を増すでしょう。

国際的に認められた自然環境の中で、持続可能な開発の具体的モデルが提示された今回の登録は、企業活動においても新たな視点を提供します。特に、地方創生や観光産業、エコツーリズムに関心のある企業にとっては、今後の事業戦略に組み込む価値のある地域資源といえるでしょう。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ

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