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2025年4月29日

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第32回萩焼まつり 5月1日から5日、特典付きスタンプラリーで延べ5万人超の来街効果を期待

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オンライン販売は5月15日まで延長、観光地DX事例として企業連携に好機

2025年のゴールデンウィーク期間中、山口県萩市では恒例となっている「萩焼まつり」が第32回を迎え、5月1日から5日までの5日間にわたって開催されます。このイベントは、萩焼の魅力を全国に発信し、地域経済の活性化と観光振興を目指す重要な取り組みであり、主催は萩商工会議所と萩市観光協会を中心とした実行委員会によって行われます。加えて、イベント終了後もオンライン販売が5月15日まで継続されることから、現地来訪が難しい人々にとっても萩焼を楽しむ機会が広がっています。

この「萩焼まつり」は、単なる物販イベントにとどまらず、市内全域を販売会場と見立て、実店舗と特設会場の両方で販売が行われる地域ぐるみの催しです。特設会場としては、アクセスの良い市内中心部に位置する「萩・明倫学舎」と「萩市民館」の2か所が設定され、訪問者の利便性に配慮されています。実店舗では各店が独自に特典を準備しており、割引や粗品のプレゼントなど、来場者に対するサービスが充実しています。

さらに、イベントの楽しみを広げる仕組みとして、スタンプラリーが実施されている点も見逃せません。このスタンプラリーは、市内に点在する参加店舗で商品を購入することでポイントを獲得し、得点に応じた萩の特産品が当たる抽選に応募できるという仕組みです。特典としては、夏みかんの加工品がセットになった2,000円相当の景品や、焼き抜き蒲鉾の食べ比べができる5,000円相当のセット、さらには見蘭牛や地鶏などの高級食材が詰まった8,000円分のセットが用意されています。そして最高得点者には、萩の地酒3本と魚の練り物などが詰め合わされた20,000円相当の豪華セットが贈られる予定です。これらの景品には、地元の食文化やものづくりの伝統が凝縮されており、地域の魅力を再発見できる貴重な体験の一部ともなります。

このような地域密着型イベントに企業が注目すべき理由は複数あります。第一に、地方都市での恒例行事として30年以上の歴史を重ね、毎年多くの観光客を呼び込んでいることから、観光関連産業や地域ブランディングの成功モデルとして学ぶべき点が多く存在します。特に観光地での雇用創出や地域人材の活用という面においては、現地の商店や窯元、飲食業との連携により、短期的な雇用機会が増え、地域住民にとっても経済的メリットがもたらされる重要な機会です。

次に、オンライン販売とのハイブリッド開催は、現代の消費者行動に即した柔軟な対応として評価されます。実際、今回の萩焼まつりでは、5月15日まで特設サイト経由で出店者のECサイトから商品が購入できる仕組みが構築されており、リアルなイベントの熱量をデジタル空間に移行させることで、さらなる収益機会を確保しています。こうした取り組みは、IT活用やDX推進に取り組む企業にとっても、地域とのコラボレーションや販路拡大のヒントとして非常に有用です。

加えて、出店窯元や参加店舗の多さにも注目すべきです。今回の萩焼まつりには、特設会場に出店する36の窯元や陶芸工房に加えて、市内各地の商店も多数参加しており、その数はおおよそ70店舗以上にのぼります。このように多彩な事業者が連携してイベントを形成する様子は、地域資源を横断的に活用する好事例であり、企業としても地元資本との連携による商品開発や企画協力の可能性を探る好機となります。

さらに、今回のイベントでは「DMハガキ」を提示することで得られる特典が用意されており、このような顧客管理・優遇施策も企業のマーケティングに応用可能な要素です。イベント期間中にDMを持参することで特典が受けられる仕組みは、リピーター育成や顧客データの蓄積という観点からも有効であり、地域ビジネスにおけるCRMの先進事例として位置づけることができます。

このように「第32回萩焼まつり」は、萩焼という伝統文化を守り育てながら、現代的なマーケティングや地域経済の仕組みと結びつけた実践的なイベントであり、企業が地域社会との共創を図るための優れたモデルでもあります。地方創生、観光振興、雇用創出、そしてデジタル化対応といった多様なテーマが交差するこのような取り組みは、今後の企業活動においても無視できない存在となるでしょう。

⇒ 詳しくは萩焼まつり公式サイトのWEBサイトへ

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