2025年5月24日
労務・人事ニュース
高松商工会議所がDX人材育成支援、受講料30,000円で全10講座が受けられる実践型塾
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ノーコードやAI活用も実践、経営幹部向けDX経営塾で多能型人材の育成を目指す
香川県の高松商工会議所では、経営層を対象とした実践的なデジタル変革支援プログラム「DX経営塾」の受講者募集を開始しています。このプログラムは、単なるITツールの導入や業務効率化を目的とするものではなく、10年後にも持続的な競争力を備えた企業へと変革するための「本質的な経営力の鍛錬」を目指した構成が特徴です。経営者、役員、後継者候補、経営企画担当、情報システム部門責任者など、経営に関わる判断を担う幹部層を対象としており、1社から複数人の参加も可能とされています。全10回にわたって行われる本塾では、受講者同士が深くコミュニケーションを取り合いながら、自社のDX経営戦略を言語化するという、実務直結型のスタイルが取られています。
プログラムの開催期間は、2024年7月16日から11月29日までで、すべての講義が高松商工会議所会館の4階401会議室にて行われます。講座内容は非常に幅広く構成されており、初回の「これからのDXとは」に始まり、「AIと共存していく私たち」「クラウドサービス選定」「ノーコード/ローコードのkintone実践」「AI時代のセキュリティ」「TOC(制約理論)ワークショップ」「組織再構築」「データドリブン経営」といったテーマを経て、最後は2日間にわたる「発表会」が予定されています。これにより、座学だけでなく実践ワークショップや発表の場も用意されており、受講者はインプットとアウトプットの両面から深い学びを得ることが可能です。
受講料については、高松商工会議所の会員企業であれば30,000円、非会員企業は50,000円となっており、全10回でこの金額というのは、内容の質を考慮すると非常に費用対効果の高いプログラムと言えるでしょう。定員は20名で、先着順による受付となっているため、関心のある企業には早めの申込みが推奨されます。申し込みの締め切りは7月11日と設定されており、申し込みはGoogleフォームでの提出が必要です。
このような実践型経営塾の意義は、急速に変化するデジタル社会の中で、企業が「変わる力」を身につけることにあります。単に技術を知るのではなく、その技術をどう経営判断に活かし、どう企業文化と融合させるかという「経営的センス」を磨くことが、本塾の狙いです。特に注目すべきは、AIやノーコード、セキュリティ、組織改革といった要素を横断的に扱う点であり、経営幹部が全体視点でDXを捉える思考力を育むことができます。
採用担当者にとっても、このプログラムは重要な意味を持ちます。今後、企業が競争優位を築くうえで必要なのは、技術職やシステム担当者だけでなく、経営とデジタルをつなぐ「ブリッジ人材」の存在です。DX経営塾のようなプログラムを経験した人材は、まさにその橋渡し役として、自社にとって戦略的な存在となる可能性が高く、こうした背景を理解したうえでの中長期的な人材戦略が企業に求められています。
また、1社複数名の参加が可能であることは、組織内での共通言語づくりや、横断的なプロジェクト推進体制の構築においても有効です。たとえば、経営者と情報システム担当者が共に参加することで、社内の認識ギャップが解消され、DX施策の浸透スピードが格段に向上するという効果も期待されます。
⇒ 詳しくは高松商工会議所のWEBサイトへ