2024年3月5日
労務・人事ニュース
10か国が合意!6G技術開発のための国際協力とその未来像
「6Gに関する原則を支持する共同声明:セキュア・オープン・レジリエント・バイ・デザイン」の公表(総務省)
世界各国が次世代通信技術「6G」の研究開発に向けた共同声明を発表しました。アメリカ、オーストラリア、カナダ、チェコ、フィンランド、フランス、日本、韓国、スウェーデン、イギリスの10か国は、この先進技術を通じてグローバルな連携とイノベーションを推進することに合意しました。この宣言では、6G技術が「セキュア(安全)」で、「オープン(開かれた)」、「レジリエント(回復力がある)」であることを基本原則として掲げ、これらの技術が社会全体にとってより包摂的で、持続可能な未来を築くための重要な貢献をすると強調しています。
この合意文書では、技術の信頼性、セキュリティ、プライバシー保護、グローバルな標準化、そして持続可能性を重要な柱として挙げています。参加国は、オープンで相互運用可能なイノベーションを推進し、手頃な価格でグローバルな接続性を実現するために協力する意向を示しています。また、6G技術の開発は、安全で強固なサプライチェーンを確保し、多様なソフトウェアやハードウェアの供給元を通じて国際競争を促進することが目指されています。
この声明は、6G技術の開発における国際協力の必要性を強調し、各国が共通の目標に向かって進むことの重要性を示しています。信頼できる技術と国家安全保障の保護、サイバーセキュリティへの体系的なアプローチ、そして持続可能性とグローバルな連結性の促進は、この技術が直面する主要な課題を解決するための鍵となります。各国は、このような政策の採用を通じて、6Gネットワークの研究開発と標準化を進め、全人類にとってより良い未来を築くための基盤を形成することを目指しています。
この共同声明は、6G技術が社会にもたらす可能性の大きさと、その成功のためには国際的な協力が不可欠であることを示しています。参加国は、他の政府や組織、ステークホルダーに対し、この先進技術の開発を支持し、その実現に向けて共に取り組むよう呼びかけています。
⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ