2024年11月8日
労務・人事ニュース
11月12日~25日「女性に対する暴力をなくす運動」全国で開催
11月12日~25日は女性に対する暴力をなくす運動(内閣府)
政府は11月12日から25日の2週間、「女性に対する暴力をなくす運動」を全国的に実施します。配偶者からの暴力や性犯罪、ストーカー行為、セクシュアルハラスメント、人身取引など、女性に対する暴力は重大な人権侵害であり、決して許されない行為です。こうした問題の予防と根絶に向けて、国は地方公共団体や民間団体と連携し、様々な啓発活動を展開しています。この取り組みは、平成13年に男女共同参画推進本部によって決定され、以来、毎年恒例の行事となっています。
内閣府は、この運動期間中にポスターやリーフレット、啓発動画を制作し、国の関連機関や全国の地方公共団体、図書館などに配布しています。また、SNSや駅構内でも広報を行い、より多くの人々に女性に対する暴力問題を周知するよう努めています。今年の啓発メッセージは「DVや性暴力の悩み、受け止めてくれる人がきっといる。」です。このメッセージを通じ、被害に遭った方が安心して相談できるよう、DVや性犯罪の相談窓口を紹介しています。誰もが悩みを受け止め、共に考えてくれる人がいる社会を目指し、相談しやすい環境作りが推進されています。
さらに、運動期間中には全国のタワーやランドマークが紫色にライトアップされ、女性に対する暴力の根絶への思いを象徴するパープル・ライトアップが行われます。このライトアップには、「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください」というメッセージが込められており、被害者に勇気を持って相談してもらいたいという願いが込められています。
このような啓発活動は、被害者が一人で抱え込むのではなく、社会全体で支援の輪を広げるための大切な一歩です。全国各地で実施されるパネル展やイベントにも参加し、女性に対する暴力根絶の意識を高めていきましょう。
⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ