2024年11月22日
労務・人事ニュース
11月29日は「ノウフクの日」!全国で農福連携イベントを開催
11月29日を「ノウフクの日」に制定します!(農水省)
令和6年11月29日、「ノウフクの日」が正式に制定されることが発表されました。この記念日は、農林水産省を中心に法務省、文部科学省、厚生労働省が連携して推進する「農福連携」の理念を象徴するものとして位置づけられています。「ノウフクの日」は、「November(ノウ)」と「29(フク)」を組み合わせた語呂合わせから名付けられ、農福連携の普及啓発を目的としています。
農福連携とは、障害者をはじめとする多様な人々が農林水産業に従事し、自信や生きがいを得るとともに、地域社会での役割を担うことを目指す取り組みです。この取り組みは、高齢化や担い手不足が進む農林水産分野における人材確保に寄与するだけでなく、地域社会全体の共生や持続可能性を支えるものとされています。
「ノウフクの日」制定にあたって、12月2日には東京都渋谷区のSHIBUYA QWSスクランブルホールで記念イベントが開催されます。このイベントでは、「農福連携を通じたサステナブルな食と地域の実現」をテーマに、農福連携の実践者や専門家による講演、トークセッション、関連商品の展示や試食など、多彩なプログラムが予定されています。登壇者には、農福連携を牽引する企業や団体の代表者をはじめ、俳優や農業ジャーナリストといった幅広い分野の専門家が名を連ねています。
さらに、農福連携を推進する4省庁では、各庁舎内の食堂で「ノウフクフェア」を実施。障害者が携わった農産物を活用した特別メニューの提供が行われ、農福連携の意義を体感できる機会を提供します。このフェアは、11月25日から12月6日までの期間限定で行われ、一般の来場者も一部の会場で参加可能となっています。
また、全国43か所で開催される「ノウフクウィーク2024」のイベントでは、11月21日から12月31日にかけて、地域ごとの特色を活かした取り組みが実施される予定です。各イベントの詳細は、農林水産省の公式ホームページで公開されています。
この記念日の制定は、農福連携の普及や推進をさらに加速させる契機となるだけでなく、障害者の社会参画と地域活性化を促進する重要な一歩といえるでしょう。興味のある方は、ぜひこれらのイベントに足を運び、農福連携の可能性に触れてみてください。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ