2025年2月3日
労務・人事ニュース
2月21日開催!廃校と古民家の活用事例から学ぶスモールコンセッション実践セミナー
事例から学ぶ「スモールコンセッション実践セミナー」の参加者を募集します! ~廃校や古民家の活用事例を官民双方の視点から解説~(国交省)
令和7年2月21日、官民の連携による新たな取り組みを促進するため、「スモールコンセッション実践セミナー」が開催されます。このイベントは、国土交通省が主導し、オンライン形式で実施される予定です。近年、遊休公的施設の活用は地方創生や地域課題の解決において重要なテーマとなっています。本セミナーでは、その一環として、廃校や古民家の活用事例を取り上げ、具体的な実践方法や課題解決の手法を学ぶ機会が提供されます。
セミナーのプログラムには、多岐にわたるテーマが含まれており、まず国土交通省による開会挨拶と、スモールコンセッション推進のための支援施策の紹介が行われます。次に、文部科学省や文化庁をはじめとした関係機関が、実際の事例を通じて具体的な活用方法を解説します。廃校活用の事例として、「みんなの廃校プロジェクト」が紹介される予定で、文部科学省からはPPPやPFIを活用した取り組みの詳細が説明されます。また、福知山市における「THE 610 BASE」の事業化の経緯についても深掘りし、自治体と民間企業が連携して取り組んだ実例が共有されます。
一方、古民家活用のテーマでは、文化庁による文化財としての価値を活かした取り組みが紹介されます。このセッションでは、萩市が進めた「本と美容室」というユニークな事例が取り上げられ、地方の伝統的建物を活用しながら地域活性化を図った過程が詳しく解説される予定です。民間事業者との協力や地域住民との関係構築の重要性が強調され、スモールコンセッションの可能性を幅広く探る内容となっています。
このイベントは、昨年12月に設立された「スモールコンセッションプラットフォーム」の公開イベントとしても位置づけられています。このプラットフォームは、産官学金労言といった多様な主体が連携し、地域課題解決のための実践的な手法を共有する場を提供することを目的としています。セミナーでは、先進的な事例を取り上げ、課題や解決策について具体的に議論されるため、参加者は実務に直結する知識を得ることができるでしょう。
参加費は無料で、Zoomウェビナーを利用したオンライン形式で行われます。申し込みは専用のフォームから可能で、締切は令和7年2月14日17時となっています。定員の制限は設けられておらず、全国の自治体職員や民間事業者、そして地域活性化に関心のある人々が対象です。
本セミナーの開催により、スモールコンセッションの理解が深まり、自治体と民間企業の連携による新しい価値創出が期待されています。地域資源の効果的な活用を検討する方々には、ぜひこの機会に参加を検討いただきたいと思います。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ