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2024年3月19日

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2021年度の企業動向分析、製造業と非製造業の投資増加!

 財政金融統計月報第859号(財務省)

2021年度の日本の企業活動に関する詳細な分析によると、売上高、利益、投資などの経済指標が向上していることが示された。製造業と非製造業を問わず、多くのセクターで売上が増加し、1兆578兆円に達したことが観察された。これは前年度に比べて約130兆円の増加であり、成長率は約9%となった。特に、輸送用機械や生産用機械、食品産業などがこの増収に大きく寄与している。

経常利益も、全産業で95兆円を超え、前年度比13.5%の増加となった。この中で、製造業は輸送用機械や生産用機械などのセクターが利益を大きく伸ばし、非製造業では特にサービス業や小売業が好調だった。

設備投資に目を向けると、全産業で約48兆円となり、前年度に比べて約4.4%の増加を見せた。この中でも、製造業は食品や情報通信機械、化学産業などが投資を拡大し、一方で非製造業も不動産やサービス業での投資増が目立った。

在庫投資も、全産業で前年度に比べて大幅に増加し、特に製造業での増加が顕著であった。経常利益の配当も増加し、企業が株主に還元する姿勢が強まっていることが分かる。

企業の自己資本比率は、安定して高い水準を維持しており、特に大手企業では前年度を上回る数値を示した。資金調達面では、外部からの調達が増え、特に増資や借入金による資金調達が活発であった。

この分析から、日本の企業は経済的に安定した成長を遂げており、特に製造業と非製造業の両方で投資が増加していることが示されている。これは、企業が将来に向けて自信を持っていることを意味しており、経済全体にとって好ましい兆候である。

⇒ 詳しくは財務省のWEBサイトへ

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