2024年7月9日
労務・人事ニュース
2023年度の航空輸送旅客数が大幅増加、前年比15.6%アップ
航空輸送統計年報の概要(令和5年度(2023年度)分)(国交省)
2023年度の航空輸送統計年報によると、国内定期航空輸送における旅客数は前年に比べて大幅に増加しました。幹線の旅客数は4,485万人で13.8%の増加、ローカル線の旅客数は5,995万人で17.0%の増加となり、全体では1億481万人で15.6%増加しました。貨物輸送も増加し、幹線の貨物重量は42万8,934トンで0.4%増、ローカル線は12万6,100トンで3.1%増加し、全体では55万5,035トンで1.0%増加しました。
国際航空輸送においても、旅客数は1,766万人で85.7%の大幅増加が見られましたが、貨物重量は137万3,022トンで6.7%の減少となりました。国際路線別では、中国路線の旅客数が184万3,841人で前年に比べて645.2%の増加があり、韓国路線は146万4,975人で259.3%の増加、その他アジア路線は801万9,053人で178.9%の増加を記録しました。
燃料消費量の統計によると、国内定期航空輸送のジェット燃料消費量は404万7,821キロリットル、その他の国内給油量は26万6,292キロリットル、国外給油量は271万9,422キロリットルで、合計で948万0,693キロリットルでした 。これは前年に比べて10.8%の増加となっています。
また、路線別の輸送実績では、東京(羽田)-新千歳間の旅客数が最多で915万1,776人、座席利用率は77.9%でした。次いで東京(羽田)-福岡間の旅客数が858万3,976人で、座席利用率は77.2%でした。
航空機使用事業の稼働実績も報告されており、飛行機とヘリコプターを合わせた総飛行時間は前年に比べて増加し、109,948時間37分から116,668時間54分となりました。
総じて、2023年度は国内外の航空輸送において旅客数の顕著な増加が見られ、貨物輸送量も安定的に推移しました。燃料消費量も増加し、航空機の稼働時間も増加傾向にあります。
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