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2024年2月22日

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2023年12月建設業界の動向 出来高5兆円を達成

建設総合統計(令和5年12月分)(国交省)

2023年12月の建設業界は、経済の活性化を反映して、5兆円の出来高を記録しました。これは、前年同月に比べて顕著な増加を示しています。分野別に見ると、民間セクターは2兆円の出来高を達成し、特に建築分野がその大部分を占めました。具体的には、居住用建築が1兆円、非居住用建築がその残りを占めています。一方、公共セクターも2兆円の出来高を記録し、こちらは土木工事が大きな割合を占めています。

この統計は、国土交通省が最新の建設投資の実績値に基づいて算出したもので、毎年の経済動向に即して随時更新されています。特に2023年のデータは、経済全体の回復傾向と建設業界内の多様な活動が反映された結果と言えます。

具体的な数字を見ると、民間建築は前年同月比でわずかながら減少を示しましたが、居住用建築は僅かながら増加を見せています。非居住用建築と土木工事も、それぞれ前年同月比で変動が見られました。公共セクターでは、特に土木工事が前年同月比で大きな増加を記録し、公共投資の拡大が見て取れます。

これらの数字は、建設業界が直面するさまざまな課題と機会を浮き彫りにしています。例えば、居住用建築の増加は、住宅需要の持続的な強さを示していますが、非居住用建築の減少は、商業施設やオフィスビルへの投資が依然として慎重な姿勢を示していることを意味しています。一方、公共セクターの土木工事の増加は、インフラ整備への継続的な投資が行われていることを示しており、経済成長への貢献が期待されます。

以上のデータは、建設業界の現状と将来の方向性を理解する上で貴重な情報源となります。経済の動向、政府の政策、市場の需要など、多岐にわたる要因が建設業界の活動に影響を及ぼしていることが明らかになりました。

建設総合統計(令和5年12月分)はこちら

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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