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2024年5月19日

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2024年、初任給が前年比4%増!大卒22万6,341円、高卒18万9,723円と企業が人材獲得に動く

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2024年度 決定初任給調査 中間集計 初任給増加率は大卒・高卒(一律)4%超 7割の企業が初任給を「引き上げた」(産労総合研究所)

2024年における新入社員の初任給に関する最新の調査結果が公表されました。この調査は産労総合研究所により行われ、全国の上場企業や産労総合研究所の会員企業などからランダムに抽出した3,000社が対象です。4月の初旬から中旬にかけて実施されたこの調査では、141社からのデータが集計されました。

今年度の調査結果によると、7割以上の企業が新入社員の初任給を引き上げたことが明らかになりました。これは、昨年度の中間集計時点で60.4%だった比率が9.8ポイント増加し、企業規模による違いも見受けられました。1,000人以上の大企業では84.2%が、300~999人規模の企業では79.5%が、そして299人以下の中小企業では62.7%が初任給を上げたと報告されています。

初任給の額についても具体的な数値が示されました。2024年4月に入社した大卒の初任給は一律で22万6,341円となり、これは前年度比で4.01%の増加を示しています。また、高卒では18万9,723円で、こちらは前年度から4.71%増となりました。一方で、初任給が職種や勤務地によって異なる場合、大学卒で最高23万6,509円、最低21万2,639円、高校卒で最高19万6,969円、最低18万5,223円という結果が出ています。

企業が初任給を引き上げる主な理由として、「人材の確保」が81.8%と最も高い割合を占め、「在籍者のベースアップ」や「初任給の据え置きが長期間続いていた」という理由が続きます。

この調査の詳細な結果は、「賃金事情」という定期刊行誌の2024年6月5日号および7月5日号に掲載される予定です。新入社員の初任給をめぐるこれらの動向は、人材市場における企業の戦略や経済環境の変化を反映したものと言えるでしょう。今後も企業の人事戦略や労働市場の動きに注目が集まることになりそうです。

⇒ 詳しくは産労総合研究所のWEBサイトへ

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