2024年3月29日
労務・人事ニュース
2024年2月の消費者物価指数(CPI)の詳細分析 生鮮食品とエネルギーを除いた総合指数の動向と影響
2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)2月分(総務省)
2024年2月の消費者物価指数(CPI)の動きを見ると、2020年を基準にした時の全体指数は106.9となり、前年同月と比べて2.8%の上昇を見せました。この指数は季節の変動を考慮して調整されており、月ごとの比較が可能です。特に、生鮮食品を除外した場合の指数は106.5、さらに生鮮食品とエネルギーを除外すると105.9になり、どちらも前年同月に比べて2.8%と3.2%の上昇率を示しています。
詳細に掘り下げると、食料品やエネルギーを含む各項目による物価の変動が見られます。食料品では、アイスクリームや調理カレー、うるち米、フライドチキンなどが前年同月に比べて価格が上昇しました。また、家計を圧迫する要因として、火災・地震保険料の上昇や家事用消耗品の価格が挙げられます。
エネルギー価格の動向を見ると、電気代や都市ガス代が下落し、これが物価全体の上昇を抑える形となりました。ただし、一部のエネルギー商品、例えばガソリンは前年同月に比べて価格が上昇しています。
消費者物価指数の動きは、家計にとって重要な指標です。物価が上昇すると、家計の購買力が低下し、生活コストが増加します。このため、物価の動向を定期的にチェックし、賢い消費や節約を心がけることが大切です。
2023年と2024年の各月の物価指数の変動を詳しく観察すると、季節や経済の影響を受けながらも、全体的にゆるやかな上昇傾向にあることがわかります。これらの情報は、将来の経済状況を予測するためにも役立ち、政策立案や個人の金融計画にとって重要な基準となります。
⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ